古代の天皇の年、90歳とか平気である。それを見て、だから史書はうそだらけと思われるかもしれないが、ちょ・待って、と言いたい。うそはある。あるのだが、そこじゃないです。うそは神功皇后とか景行天皇とか。
じゃあ90歳までほんまに生きたのか?と訊かれれば、うん生きた、と答える。
年の数え方が違ったのだ。古代の倭において、年は春と秋に一つずつ取っていったのだ。それが二倍年暦です。
で天皇の年が上のようになる。中国にはもっとすごい「年」がある。900歳とか1500歳とかだ。なんじゃそれ・でしょう。
おれたちは、あまりに今のシステムを遠い過去から「あったりまえ」と思いがちだが、そんなことはないわけで。「明治」から無理に始めたものを「伝統」と勘違いしてること、あまりに多し・なのね。
さきほどのすんごい「年」とは月の満ち欠けを一歳と、満ち・欠けをそれぞれ一歳と考えることで積み重なった年齢。「十二倍年暦」「二十四倍年暦」といいます。
そんな風に、時間の流れにはどこかで区切りをつけないことにはいかんわけね。ただ、その時間を誰が支配するか・ってことがポイントでね。わかりやすいところでいうならそれが「年号」ということだけど。
大化から年号が始まったことになってるが、ハイ・うそー。大化の改新さえ事実かどうか・だ。クーデターはあった。
その7世紀、謎だらけ。激しく列島が「動いた」時期である。「日本」が出現したのも7世紀だ。日本の後ろ盾は「唐」なのだ。それは白村江の戦後の話だけど。意外な話ですけどね。
そこら辺の「紀」はもう面白いほどの「ウソ」だらけで、自前の史書がないものだから他人の「歴史をパクるパクる」。そんなものを「ベース」に国のことを考えてるとしたら、そっち方面の方々、それ問題だよん。
さて、明日から「通常の」生活が始まる。ということは、昨日までは「通常」じゃなかったわけだ。内外合わせると受験生・総勢25名。しまっていかないと。