2014年03月21日

昭和30年代を

春が来てるんだろうけど、まだ「ちょっとだけよーん」な本日。

もうはやく本格的におれを「ゆるゆる」にしていただきたい。しかもこの三月中によ。再生されたいわけである。準備はできてるのだけど。桜開花の情報もちらほらと。

ラジエーターホースの一件も板井さんのクルマ屋の意地により解決した。貧乏人のイタ車乗りには機転の効くクルマ屋の存在はマストだった。助かった。日産とホンダのキメラにより。ありがたい。

旧く更にレアなオールドタイマーって言うらしいがそんなクルマに乗るってことの大儀さは増すばかりである。新しいクルマにまったく食指が動かなくなった自分を発見する。ま、買えんけどな、どーせ。だはは。90sまではまだなんとかなるな。

昭和30年代特集でライヴがあって、意外に自分の趣味と合うものが多いことは予想してたけど、ま、予想通り。みなさん勘違いされてると思うし、この右翼国家ニッポンにおいては、そんな50年以上前のことなんてピンとこんだろうし、きたとしてもだね、ただただ日本が良いのだみたいな、日本語を強要されるのはちょっとな。

昭和30sとは1955〜1965ということなので、1964が東京五輪だから近代化以前あるいは前夜といっていいのだろう。ただしそのdecadeの後半にもなると都市においては豊かな人たちが「文化」の香りを求め出していたと思う。それは紅白歌合戦の楽曲や当時のヒットチャート、当時流行った映画(邦画 洋画共に)などを知るとわかる。

国産の歌謡曲はもちろん存在したが、浪曲や民謡、かつての唱歌をベースにしたものが大半ながらも外来のものへの興味ってのも、とくに恵まれた方々には顕著にあったと思う。そしてその対象とは、Jazz,Latin,Italian Popsだった。新しいものは海の向こうからやってきてた。それらへの渇望もまあなんというか健康的。ビートへの憧れもあったはずだ。

とは言ってもROCKのビート以前のビートなわけでそれなりのコクはあるけれど強烈では決してないよね。そんな選曲を今している。なかなか洗練されてる。そしていい曲多い。なんといってもまだ8beatが基準ではない時代なので、どの音楽のリズムもほぼ「等価」。それで日本の歌謡曲はラテンのリズムとアレンジを借用し出す。イタリアを広義のラテンと捉えるなら、その時代の、特に女性歌手はイタリアン ポップスのカヴァーをよくやって
る。たとえば「チャオ チャオ バンビーナ」その翻訳versionが、こんにちは赤ちゃんね。

思うのだけど、毎年一月に開催される「サンレモ音楽祭」の存在が大きかったわけよ。実に毎年いい曲が生まれている。58 ヴォラーレ、59 チャオチャオ、61 24000回のキッス、62 タンゴイタリアーノ、64 夢見る想い、ほほにかかる涙、というように。こうやっていい曲があるとなるとサンレモ音楽祭以外でもイタリアは注目されてくる。月影のナポリやカトリーヌ スパークの「太陽の下の18才」の劇中歌、サンライト ツイストとかね。この辺りはもう30年以上、好きな曲ばかり。

そしてアメリカからはJazzとロカビリーが入ってくる。ウエスタン カーニヴァルが58年に始まるから、ビル ヘイリーとかまあプレスリーね。チャック ベリーのロックンロールも。それと同時に、ミネソタの卵売りとかも、かな。おいらはドラマーが57年だからJazzも知ることになる。ハイカラな人びとの場合。ロイ オービソンなんていう革新的な人だって出てくる。さらにビートルズ。てことはストーンズも。このへんの「ダイナミズム」スゴイよね。

さらにもうひとつのアメリカからも。それがラテン。ルンバにマンボにチャチャ。ただしその識別はそんなに厳密ではなかったのかな、そう思う。しかしこれは前述のように歌謡曲のアレンジにかなり使われた。しかしこれらの曲は今聞いてオシャレです。日本のビッグバンドはこのことにより、かなり上達しました。コンガ奏者もここで出現というわけよ。広義のパーカッショニストもね。ベサメ、キサス、キエンセラ、ククルククといった曲はここでポピュラリティを持つことになるのね。

見てくると30sってなかなかかっこいいよね。モノゴトの始まり、特に日本に於いての。日本人が海外の大衆文化を体内化しはじめたdecadeということがわかってくる。ただしその担い手は一握りの人びとのだった。今回の現場は当時、かなりイケてる人びとの集う場であった。浜口庫之助が客で来てた。おそらく、その視点とアンテナの先は「外国」であったことは間違いない、そう思う。

@中之島大学 4・19の話でした。おもしろい演奏をしたいと思っています。


posted by 浪速のCAETANO at 19:57| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする