2014年10月25日

分かりそうなとこ、全然わかんないとこ

イスラム国の報道に接して思うことは、おれたちは、日本人はという意味でさほど違わないと思うが、少なくとも「世界の半分を知らない」ということを知らずに生きてきたんだな、ということ。

もうひとつは、人類大方は数ある霊長類のなかではやはり「チンバンジー系」に属するのかな?ということ。

さらに言えば、おれたちは「保守的」だな、ということ。

もっと言えば、人間は、人類はでもいいけど、「氏より育ち」ですね。

26億人といわれるムスリム人口のことを考えてもそうだし、あんなに旨い、と思う豚肉を食わないわけだし、まあ、おれたちは欧米の方ばかり見ながらやってきたんだなあ、ということを思い知らされるわけ。ハラール認証のこともちーとも知らなかったしね。エフィンジャーの太陽の炎、重力が衰える時を再度読み返そうと思っている。インドネシアに進出してる味の素の社員などの方がよっぽど現実知ってるだろうね。

チンパは別のサルを集団で狩る。食料のためだけど。そして男社会である。雄同士でボスの座を争い、勝ったオスはメスたちを独占し、負けたオスは群れから追放される。他の群れと出会うと「戦争」になる。チンパンジーにはなったことがないのでよく分からんが、大変そうである。そして、何かしら殺伐としている。チンパたちがチンパとして進化を遂げた地域は森は森だが「乾燥した森」だった。食ってはいけるが、そんなに食べ物が大量に存在するわけではない。

それに対して大きな河を挟んだ南の雨のよく降る地域で進化した霊長類がいる。「ボノボ」だ。ピグミーチンパンジーという名が示す通り、元は北のチンパと同じであるし、最後の「別ブランチ」である。

このヒトたちはちょっと面白い。群れを作っているが、その主導権はメスたちにある。このヒトたちはまず攻撃的ではない。別のサルを襲って食ったりはしない。主導権はメスに、と言ったが、メスがオスを絶妙にコントロールしている。さて、どーやって?

メスがオスをコントロールする際の「武器」とは?

もうおわかりですよね。「お○️んこ」です。北のチンパには発情期というものがあり、その時期にメスが発情し、それに合わせるかのようにオスもヤリたい病になるのだけど、南のボノボたちのメスは何かゴハンをオスに貰ったらすぐに「お○️んこ」させてくれる。発情期とはカンケーなくね。

木の実もらったら「お○️んこ」。果物もらったら「はい、どーぞ」なんかもらうたびに「いーよー」、そんな感じです。そうやって、オスたちをコントロールしてる。すごいです。おれは「カルチュア」をそこに見るけどね。経済なんて言葉、政治なんて言葉も出したくなる。

ご存知のようにSEX衝動は攻撃本能だから、しょっちゅうヤラせてくれるメスがいたら、オスはどんどんマイルドになっていく。攻撃本能の芽を摘み取られていくわけよね。サザエさんにはSEXの場面がないしマスオさんが、実はベッドではかなり変態かもしれませんが、そんなことはわからんけれど、ボノボのオスたちは画面に映
ってる「マスオs」のようである。オスたちも、だから、共存できる。

そこは、南側ってことだが、「豊かな森」、雨がよく降る。

おれね、思うんだけどね、日本人が外国人たちに比べて、よくおとなしいとか優しいとか言われる背景には気候の存在も大きいと思う。勝手に、ほっといても草が生える土地というのはそれだけで「恵」なのよね。

ボノボは顔も穏やか。環境っておっきい。

そう考えると「砂漠の宗教」を仰ぐ人々の殺伐も違うという意味では分かる。もう違いすぎるのだ。キリスト教の文明ともおれたちは違う。ユダヤ、キリスト、イスラムの違いよりも、日本vsイスラムはもちろん、日本vsキリストの違いの方が大きい。それでもなんとなくやっていけてるのは過去において「習合慣れ」してたからかなとも思うわけ。神道に仏教混ぜたりとかね。それがおれたちの特殊な文明なのよね。

おれはかつて某グローバル企業に在籍していたという人生の汚点があるけど、そのときに人事部長が、たくさんいる外人、おもにアングロサクソンのことを、「あいつら肉喰ってきたからなあ」と呟いてたことを思い出す。その呟きの後で「日本人もうどん食ってますけど」と続くのだけどね、だはは。

九州王朝のアグレッシヴな性格は半島で新羅に隣接していたという当時の領土事情のなせるワザなのかも知れず、列島の人々の本質はやはり、豊かさからくる優しさなのかもしらんなあ。

だから、イスラム国は今は放っとくのがいいとおれなら思う。そして、空爆とか、しない。その間にイスラムの研究をする。特にキリスト教徒は胸に手を当てて、そして研究をする。悔しいかもしらんが、シリアのアサド政権を認める。イスラム国がほんとにカリフ制を復活できて、イスラム的に立派な「国」になれるかどうかはよくわからない。おれたちが彼らのことをよく知らないように、彼らも日本人のボノボ的な一見ええ加減な様子も知らないはず。ほんと、アメリカの手下じゃなくて、中に入って「まーまー」とできないなら、積極的見て見ぬ振りでいいと思う。手出しできないよ、今。そのうちに、内部から瓦解することも充分考えられる。バース党の残党もたくさんいるみたいです。そしてイラク現政権の下の軍はかなり「ヘタレ」らしい。トランスボーダーな未来性と首切りの中世性を併せ持つイスラム国に今、日本人が何か言えるとはおもえないし、そんな意図もないはず。思考停止してアメリカに従ってるだけだからね。

おれもイスラムのことはほとんど知らないが、中田氏の言うように受け入れられないところも「見る」ことから始めんといかんですね、とは思う。ただ、こちらから見ての「殺伐⇨宗教的至福」まではまだ全然わからない。いま、簡単にわかった、というヤツは偽善者ではないのかな。
posted by 浪速のCAETANO at 13:26| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | あれやこれや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする