2017年01月23日

すばらしい夜だったと思う

Music around marutanikaz、無事終了。今回はリアリイ無事。

いいライヴだった。来なかった方、残念でした。資本をバックに流通させられてる音楽「しか」知らない人をーおれは、不憫に思ってる。現場にいること、それもっとも贅沢なんだよね。

ミュージシャンは演奏が大好きなのね。彼らにとって人前で演奏すること、これは黄金なのね。おれは「自由に」していただくことが異常に多いディレクターでもあるが、自由と自由すぎる・の臨界点は、それがポップとして成り立つかどうかで判断する。そこにはおれの独断がある。偏見はないけど。

ジョン松平のエナジー溢れるライヴの最後の曲の時、妹から親父の訃報メールが届いた。まあ覚悟はしていたから動揺はなかったな。それからアンツ元木と久し振りの共演。かつてのギタリストと一緒にギターをひく。なんだかとっても楽しいんだね。4小節も過ぎると「かつての記憶」がお互い蘇ってきてるのがわかるのね。「おれの」ギタリストという意味でいうと、大槻鳥男、カオリーニョ藤原、アンツ元木、北村スーパーギタリスト。そんな変遷があり、いずれもおれより「ほんのちょいとだけ」上手いのだが、シロートにはほぼわからんが、だはは、元木ちゃんはその中でも最もオールドスクールなギタリスト。ただやはり、唯我独尊な状態より、挑発されたときのほうが「いい仕事」になる。ギタリストとしては。わかりやすい挑発ではないが、ギターのフレーズで挑発する、それにもれなく応えるといった久し振りの音楽的やりとり。楽しかったね。

店長とローディにだけは親父のことを告げて、おのれのバンドの演奏を始めるんだけども、今回は10曲中9曲composed by marutanikazである。

どんどん身体があったかくなって、演奏中、時々「あ、親父、死んだんだった」など思いつつ曲は進行していく。Sentimiento '17の調子もすこぶる良かったとおもう。間違えるとかはどうでもいいのね。That's Amateurism。

おれはいろんな音楽モードを持ってるけれど、今回はエレキギター一発のオトコであるから、そうなるとやっぱりギターを、ソロを弾くなんて時にもっともハートと直結する。弾いてる時は暴れつつ、であるからヴォーカルマイクから離れて何か言葉ではないことをわめきながら、親父のspiritに向けて生まれて初めてギターを弾いた。最初で最後、だろうね。いいタイミングで亡くなってくれたなあ、そう思う。そんな機会を与えてくれたおっさんに感謝していた。なかなか普段の会話ではお互い、照れもあり、フランクになれなかったりしたのだが、その時だけはおれの方からものすごく「アプローチ」してみた。エネルギーをギター、というか左手の指に込めて。ギターは80%左手で弾きます。

で、今、音楽をしている自分とみなさん(Sentimiento'17の)のその行為は「崇高」なそれであるなあ、と感じていた。音楽行為とは崇高なものだったね。何度かそんなことを感じたことがあったな、という記憶までもが蘇ってきた。

新自由主義からもっとも遠い行為。

何処かはわからないし、そんな場があるのかどうかもわからないが親父のspiritと一瞬でも触れ合えたのかどうかもまたわからないが、いろんな煩悩をはるかに超えたトポスへと行って帰ってきた、そんな印象を持った。疲労天国の16barsのソロ時、の話。

打ち上げで、そのことをもれなくみなさんにカムアウトして、バカ親父に向けて、献杯もしていただき、関係者のみなさん、ありがとうございました。

これから告別式。
posted by 浪速のCAETANO at 08:10| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする