2018年02月10日

綺麗事で、いい。

オリンピックは「綺麗事の祭典」で良くって、だから「建前」の嵐で良くって、だからそこをホンネという逆風の中、南北の「瞬間芸としても」融和を体現してしまったムンジェインは大したものだと思う。

綺麗事の中では「ウソでもホントに」なってくるかもしれないからね。

大統領が北の2人のNo.2と握手している時に1人だけそっぽ向いていたPMだが、カネ配らないとなるとそんなものだ。孤独。かわいそうな気もしたが、あんまりかわいそうじゃないのね、ホントは。列島のサポーターには支持されるだろう。

今回はAORという一団がいていいね。国を背負ってないひとびと。ドーピングのおかげと言えば「奇妙な話」になるけど。

そろそろ競技にも慣れてきて、スキー・スケートだけでなく、カーリングやスノボ系の競技、面白い。スノボ系の競技では「オシャレ」「カッコイイ」「スタイリッシュ」そんな褒め言葉が解説のヤツから連発される。「綺麗事五輪」にはいいんじゃないか。パラダイムがちょっと変わるね。「トリプルコークフォーティンフォーティ」なんてすごい技もある。コースの自由度が高いのもいいね。こちらの国の子たちもなかなかにスゴい。アクロバティックなもの面白い。元体操部としては。


さて、佐川くん、見捨てられそうである。やっぱきびしいね。確定申告も始まる。

PMは「嫌われてる」ことを自覚している。ただし、「私を支持してない人」がそうであることもわかっている。これからおのれに反対する人間へのあからさまな「イジメ」が本格的に始まると思う。働き方法案がまずその第一弾。

1075万円(年収)以上だけって言ってたのをバイト・非正規まで拡大できるという閣議決定。酷いね。残業代なし。

日銀総裁も続投が決まり、この「地獄をどこまでも」。出口はいらん、ということみたい。どうしたらいいのか、あの人たちもわかんないんだよね。取り敢えず今日を、というのはやってる側・やられてる側にかかわらず、共通のようだ。

そういうとこから見えてくるものは、PMは本気で「戦争で状況を打破」を考えてるんではないか、ということ。南北融和の現場にそっぽ向くのは潜在的にそれ、が頭にあるからではないか、そんな「怖い」想像も。

蓋然性だと思うよ。ズタズタにされてる、今まさに現在進行形のような。










posted by 浪速のCAETANO at 14:08| 大阪 ☁| Comment(0) | その嘘・ホント? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

曽根崎キッドの日々 10

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on the 3rd day:
 月と通天閣が圧倒的な存在感でそこにあった。ジャグジーで泡まみれになりながら、曾根崎キッドはアホみたいな顔でそれを眺めていた。手首はまだひりひりしたが、お湯に浸け続けているとそのうち痛みも忘れた。
 徒労に終わった一日だった。四天王寺には朝と昼からと二度行ってみたが手がかりは掴めなかった。また明日行ってみよう、と曾根崎キッドは思った。明日は市が立つという話だった。おんなも今日は現れず、一昨日からの一連の出来事がどうも現実感が伴わず、だから曾根崎キッドは自分の仕事のことだけを考えようとした。しかし、そうしたところで謎は解けないし、手がかりもなく、よくよく考えると昨日のおんなの名前さえ聞きそびれていたのだった。目の前にそびえ立つ通天閣は、曾根崎キッドにとってこの仕事が困難なフェーズに入ってしまったことを威圧感を伴って象徴しているかのようだった。ただし、パチンコだけは1万5千円勝ったから2日ほどは経済活動なしで仕事に専念できることになる。
 
 済んだことは忘れ、ビールでも飲もうと思い、曾根崎キッドは売店や店舗のエリアへとやってきた。居酒屋へと入り、生ビールと枝豆・冷や奴、そして鯖の塩焼きとポテトサラダと焼き鳥も頼んで、5秒ほどで出てきたビールで喉を直撃する。しゅわしゅわの泡がからからの喉粘膜をこじあける。その後ふうっと
ため息が出た。曾根崎キッドがビールから土佐鶴の生酒へ移行し、鯖の塩焼きのおなかんとこをレモンと、醤油をたっぷりかけた大根おろしで食べていたとき、店の入り口辺りで大きな声がした。ガラスが割れる音もした。曾根崎キッドは気にはなったが、今、鯖の一番旨いとこでもあったし、土佐鶴もまだ1/3ほど残っていたから、そちらに注意は向けながらも、鯖の骨をしゃぶりつづけていた。また大声が聞こえた。はっきりは聞き取れなかったが「・・・・・・・・殺すぞ・・・・・」と聞こえた気がしたから、振り返って身体を斜めに伸ばして入り口を見たのだった。老人が黒のスーツのふたりに向き合っていた。店員の若者が少し離れたところにいた。黒スーツのスキンヘッドの方が老人の胸ぐらを掴んでいた。もうひとりの男はキダタローぐらいの見た瞬間わかるヅラで、しかも一九だった。ヅラならもっと普通の髪型選べよ、と曾根崎キッドは思ったが、それは嗜好の問題。スキンヘッドはかなりガタイが良く、老人は胸ぐら掴まれ、つま先で立っていた。
 老人は、「すんませんでした、すんませんでした」と繰り返していた。店員も一緒に頭を下げていた。老人の目は、しかし、ワイルドだった。曾根崎キッドはいたずら心が湧き上がってくるのを感じた。知らない間に立ち上がってすすすと黒スーツの後ろへと近づいた。そのとき老人と目が合って、その目は何かを言おうとしていたのだが、曾根崎キッドのいたずら心はもう臨界点を超えていた。

 曾根崎キッドの手は後方からヅラの黒スーツの頭部へと伸びた。(つづく)
posted by 浪速のCAETANO at 02:49| 大阪 | Comment(0) | 曽根崎キッドの日々(作り物・続き物お話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする