2018年02月27日

毎日がバーゲンセール

春は、来てたね。

淀川縁の風は大方温度・少しだけひんやりのナイス・ミクスチュア。自主制作弁当とワイン・ハイボールなどをペットボトルに移し替えてしばし幸せな時を過ごす。よくよく思い出すのは高瀬がこの時期「もしかしたら転勤?」なそれだった故に、「かもな〜」など思いつつ同時期の同時刻頃過ごしていたなあということ。結局、東京転勤はなく、火星転勤だったが。「Life on Mars」どやねん、そっちは?

昨夜は休みのtodo o mundoにて「日本酒の会」。〆張鶴・吉野川・勝駒と、か・な・り・珠玉のラインナップ、それにボディのある奈良の何とかいう酒も二本加わってゴージャス・明太子に花くじらのお持ち帰りおでん・ウニ海苔の店長のポテサラなどで。おれも赤身とトロの(切り落としだけどね、まあ十分)ヅケ持参で行く。

大変美味しゅうございましたのよ。店のおこたで寝てしまって、洗い物だけして朝方帰る。幸せな自堕落というか自堕落な幸せというか。


五輪でだいぶみなさん、アホになられたと思う。見ちゃうもんね。五輪は2020Tokyo、2012Beijingと続くというのも何かの偶然だね。Asiaの連打というのもね。開催地の「成り手」がいないという。どこも金がないし。北京・もひとつ北京でやっていただくのがいいのではないか、と結構本気で思うんだけど。架空の盛り上がりはゴメンである。

種と水と労働力、すでに売り払われたか、今まさに売り払われようとされてるものだけど、その後に何か「幸せの萌芽」のようなものが残るのだろうか?Non。残らない。山河だけが(汚染付きで)残る。100000000人にはおそらく辛い日々が来る、それも目に見えて辛い日々だろうなあと確信する。一千万や二千万もっててもさほど変わらんと思うよ。小金持ってても本質的にはさほど変わらない。そして資本主義が終焉を迎えるタイミングである。さあ、ここ、人間の「変わりどき」なんだけどねえ。

兆しが見えないわけでもない。自分の蓄財とかに興味のない若者たちもわずかながらいる。彼らはカネが「神」であるこの世界において、そうじゃないわけだから異端の、あるいは異教の人々である。おれのように神に見放されたという類ではなく、神を遠ざける、そんな態度の人間たちである。

まあね、敬虔な信徒であったとしても「なんかおもんない・なんとなく虚しい」そんな感情から「ひょっとしてこれ、違うんじゃね?」まで行くには環境やら資質やら、その両方やら要る気がするが。

そもそももう「市場は拡大しない」のであるから資本主義の拠って立つところがなくなっているわけで、だから「資本」はおれたちの懐に手を突っ込んできてるわけだよね。そしてこの低金利こそは「もう成長しません」という強烈な証でしょう。だから「資本」はゼロサムあるいはマイナスサムを自覚してる故に普通の人を「落として」その資産をstealするわけね。

今国会で騒いでる「働かせ方改悪」。EXTRAで働かせた分の賃金を払わず、その利潤は企業がいただく、というわけね。そーか、じゃあ有能なリーマンにならなけりゃ!と思う人もいるだろうけど、結局「ちっちゃな競争」をさせられるわけで。クラスでも学校でも会社でも「競争」を仕掛けられるのね。そりゃ、させてる側は面白いよ。オリンピック見てんのと同じだもん。やらされる側に問題あり。そんな「(生存)競争」の当事者にはなりたくない。今のはメタファーではないよ。

ここでは現実として「野党頑張れ」と思う。希望でも民進でもなんでもいいからとにかくがんばれと思う。そして現世利益の党には「キミらホンマ、偽善者ね」という言葉をあげる。支持者にはそんなにお金持ちいないでしょ、とも言いたい。

そこにある「水」、農業の元になる「種」、生産のための「労働力」、これらを「売渡す」とは何事だろうか?「Be Slaves」ってことかい?

「そだね〜」とか言ったらカーリングのストーン、上から落としてあげたい。









posted by 浪速のCAETANO at 16:18| 大阪 | Comment(0) | その嘘・ホント? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

曽根崎キッドの日々 27

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    目をそらさずじいーっと見られるのはあまり愉快とはいえない。が、しかし、今新世界では自分は「かなり有名人」なのだ、と曾根崎キッドは認識を新たにした。そうなのだ・そういうことなのだ。立山をお代わりし、雑炊用のごはんとねぎと卵も注文した。たばこに火をつけ一息ついた。雑炊の材料が来たから、たばこを置き、ごはんと立山少々を鍋に投入しコンロの火を強火にした。すぐに煮立ってきた。卵を溶いて上から廻し入れる。ねぎをぱらぱらと蒔いて素早くふたをし、火を止めた。三十数えて、曾根崎キッドはふたを開ける。卵が半熟で食欲をそそる。「うまそーっ」と声には出さず、レンゲでよそう。濃厚な旨さが凝縮されて、それで曾根崎キッドは立山を飲んだ。雑炊に夢中になっている間、視線と男のことは忘れていたし、それはなんぼなんでも、もうこっちなんか見てないに決まってる・と高も括っていたからだった。
 だから、雑炊を食べ終え、立山を飲み終え、たばこに火をつけて大きく煙を吐き出した時に依然としてこちらを見ていた男の目にはなにかパラノイアックな執着を感じ、背中に、すっと汗が一筋流れたような気になった。曾根崎キッドは悪いことした子のようにあわてて目を逸らしたのだった。
 店を出よう。
 店員に合図をし五千円札をカウンターにおいて釣りも取らず、店を出、ジャンジャン横丁の中を小走りに南へ。地下道を駆け抜け、信号が赤だったけどもクルマに手を挙げながらなんとか路を渡り、さらに南へ進んでパチンコ屋へと飛び込んだ。少し息が切れた。ハネものを探し、その座席の一つに座った。ポケットを探ると五百円玉があった。左上のスリットに入れ、出てきた玉を打ち出す。
 あっという間に負けてしまった。小銭はもうなかったから、両替に席を立った。台も替えよう。ポケットから千円札を出し、両替機に入れる。五百円が二つ出てきた。それをもって馴染みのある台を探した。レレレがあったからそこへ座る。玉を出してレバーを握ったその時だった。すーっと影のように隣の席に誰かが座った。とっさに曾根崎キッドはそちらを見た。
 あの男だった。
「曾根崎キッド・だね」と抑揚のない声でそいつは言った。
「あ・打って打って。終わるまで待ってるから」
 そう言って男はにっこり笑ったが、その目には感情がない・と曾根崎キッドは思った。(つづく)

   

posted by 浪速のCAETANO at 06:10| 大阪 ☀| Comment(0) | 曽根崎キッドの日々(作り物・続き物お話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする