2018年03月05日

曽根崎キッドの日々 33

    意識が少し遠くなる。曾根崎キッドには巨人のウエイトレスに首つりされている自分の姿が高いところから見えた。そのときだった。

 「けけけけけけけけけけけけけけけけけ」という声が聞こえた。その声はどこか高いところから聞こえ、そしてその音源は近づきつつあった。ウエイトレスは曾根崎キッドを吊るしたまま、きょろきょろしていた。きょろきょろしていたが一体その音源はどこにあるのかやっぱりわからないでいた。しかし、確実にそれはウエイトレスに近づきつつあった。ウエイトレスの顔に不安の色が走った。しかし、ウエイトレスの耳にはある時から音源が二つに聞こえだした。ひとつは近づき、もう一つはごく近くに。ウエイトレスはそんなはずはないと確信していたが、どうもそうなのだ。こいつはもう落ちているはずだった。それなのに・それなのに、そのもうひとつの音源はどう考えてもこいつの顔の辺りにあるのだ。ウエイトレスは少し恐くなった。しかし、そんなことはあり得ない。あり得ないがそんなことになりつつある。近づく声はさらに近づき、あぁだめだ、やっぱり重なってきた。ウエイトレスは勇気をもってそいつを見ようと思った。確実に落ちているはずだった。ぐったりしてるはずだった。ゆっくりと床におろしてあげてもいい。いや、おろして上げよう。そして蘇生させてあげよう。泡を噴くかもしれないな。少しやりすぎたかな。あぁ、しかしおれは・いやあたしは、こういうところをこいつらに見せないことには、おれの・いやあたしの仕事というか役割がこの場では成り立たないのよね。だから、しょうがないのよね。曾根崎キッドとやら、ごめんね。もうチカラ緩めるからね。いや、死んじゃったりしてないよね。それには表情見るのが一番いいからね。ちょっと見てみるね。やや緊張するけどね。そうっと見てみるね。だいじょうぶ・だよね。

 ウエイトレスはチカラを緩めながら、ナナメ前方45°を見た。そこにはベロを出した、アホづらで三白眼の曾根崎キッドがいた。ウエイトレスは安心した。これでこいつらへの面目が立ったというものだ。
 ただ、気になったのはさっきから聞こえていた声が一種類しかきこえなくなり、しかもその音はウエイトレスの顔の真ん前でしか聞こえないのだった。「ん?」とウエイトレスは思った。その時だった。
 三白眼だった曾根崎キッドの黒目が下へと戻った。そして、その目はウエイトレスに焦点を合わせ、そして、その口は異様に歪み、「けけけけけけけけけけけけけけけけけけ」と声を発し始めたのだ。
 「そ・ね・ざ・きキッド・や」ここへ誘ったお男が呟いた。

 ブロンディも夏木マリも口をぽかーんと開けていた。
 「ほへはひひっほ・や・・・」とブロンディが独り言を言った。
 ウエイトレスの腰が砕けるのを感じた曽根崎キッドは倒れるウエイトレスを踏まないようにウエイトレスの、地面に叩き付けられたアタマを跨いで着地し、「けけけけけけけけけけけけけ」と笑いながら、ぴょんぴょん跳びながらエレヴェーターに近づいていった。ウエイトレスは後頭部を押さえてのたうちまわっていたが、誰も同情している風でもない。曾根崎キッドはぴょん・ぴょん・ぴょんぴょんぴょんでエレヴェーターの前までやってきた。ボタンを押す。

 ウエイトレスがやっとのことで立ち上がり、自分の立場の回復が最優先することを認識した。よろけながらこちらへ歩いてくる。曾根崎キッドはエレヴェーター前でもぴょんぴょんしていた。ウエイトレスが近づいてくる。(つづく)


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posted by 浪速のCAETANO at 04:29| 大阪 | Comment(0) | 曽根崎キッドの日々(作り物・続き物お話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

動くかも

酔っ払って寝てる間に「PM辞任の意」「佐川殺される」そんなことになっていた。可能性の話。もう一つ、セメント屋辞任、というのもあるみたい。これも可能性。

事態としては「内閣総辞職」でもいいほどのことだ。PMが超非論理の塊であることと、同種の人間(偏狭でracist)の支持の底堅さとメディアの同調がそれを妨げている。

PMが1日「延命」するとこちらの国の崩壊完了が1週間〜1ヶ月早まる。PMの、非論理性というか「脱論理性」かな、それが始まったのは小泉くんの罪が重いが、その後のPMsはそこまで「わけわからん」ことはなかった民主党も含めて。

そこで大阪はなかなか罪が重い。もう故人だがやしきという人がいた。橋本現象があった。大阪人の弱いところ、コンプレックス、すべて「利用された」。

それで十分だろう。


で、次はポストPMのことを考える。ICONが去った世界。dirty uyoくんたちは何を(誰を)ハートの糧として生きていくんだろうか?弱冠、不憫にも思う。だけど反省しないだろうし。だがPMに代わる、あそこまで人格が歪な人間もまたいない。もうちょっと根本的なところで「マトモ」か、意識的に演じてるか。つまり良心の欠片はある。PMにはない。デフォルト。サイコパス。

さてどうなるか?佐川は消されるか?同い年だけに色々考える。当時の受験事情とか。ヤツは東大。おれはその「差」がわかるから、その差分の努力と今の彼の地位と、これから彼に起こる(かもしれない)不幸を思う。

おれたちの世代は、今の時代のすべての要素が「萌芽」としてあった。そんなことを思うのね。

おれは同級生から疎ましがられる存在ってのはイヤだな、佐川よ。価値観てのは多元的なんだよ。それが一番わかってないのが東大行ったヤツ。ある意味あわれ。










posted by 浪速のCAETANO at 04:22| 大阪 | Comment(0) | その嘘・ホント? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする