2018年03月17日

american utopia 出たよ

「american utopia」を聴きながら。
この音楽の批評を「そうだね〜、いやちがうよ、こうかも。そうかな?」など話せる相手はもはや誰もいなくなってしまったが、満を持してのdavid byrneの何年ぶりやろ?リアル・soloってのは。

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変態の中身を覗いてみるなら馴染みのある音楽的イディオムが散りばめられていて。毎回それは思う。やっぱりborn in 50s だなあと思う。

一昨日届いて、本日second throughだけど今回コード感のはっきりした曲が多いな。昔Levon Helmじいちゃんが「コード感のある曲が好きだね」と言っていた。それは90sごろのinterviewで、世の中があんまりコード取れないような曲(KEYとDAWによると思われる)だらけになりつつあって、それがカッコいいというコンセンサスができつつある頃の発言だけど、born in 50s as wellなおれとしても、コード感はあった方がいいと思う。ただおれ特有の転調モードみたいなものが確かにあり、最近北村先生には見破られつつあるが、おれも曲を晒す、ということは「すっぽんぽん」なわけで、どう思われてもそこは構わんのね。詩もしかり。おれの詩は「恥ずかしくない」ので。ちょっと堅すぎる・あるいはまたアホすぎる、これも傾向であるが。

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byrneの詩も好きね。高尚なものと身近なものもmixtureが、崇高なものと手に取ろうと思えば取れるもので構成されるその詩の「態度」はおれも好き。

前の/brian eno、/st. vincentとのコラボも大変良かった。コラボレイションに関してこんなことを彼は言っている:

【オンライン音楽雑誌のPitchforkがかつて書いていたように、わたしはDoritosのバッグのためなら誰とでもコラボレーションするらしい。[1]これは褒め言葉のつもりではないだろうーーー正直、真実からかけ離れてるとも言えないが。彼らの嫌味とは逆に、コラボレーションの相手に関してはかなり選り好みしている。だが、みなさんがわたしにコラボを期待しない人々とも喜んで仕事をする。ひどいことになるリスクは取るつもりはある。なぜなら上手くいったコラボの創造上のご褒美は計り知れず大きいからだ。人生全般に渡ってずっとコラボレーションだった。】
「how music works」

あのさ、早くおれに訳させないと、アホな学者や、ちょっと名の売れたアホミュージシャンが訳しちゃうよ、「how music works」。

今回も十数人とのコラボレイションだとdbは言っていた。

「everybody' s comin' to my house,I'm never gonna be alone & they never gonnago back home」今回のleading tuneの《everybody' s comin' to my house》なのだが、すでに高校生たちがchoirだけでcoverしている映像が(かなりの完成度)アップされている。おれはdbからとst.vincentからのお手紙(メールマガジンだけど)だけは受け取っているが、最近dbは頓に活発。活動的。何かの集大成へと向かっている。そう思う。同時代ミュージシャンとしては「にいちゃん」ほどのdbだけれど、こちらの国ではtalking headsとしての知名度がすべてみたいなとこあるけれど、決してそうじゃない。その後の「脱国境音楽」を作り出してきた実験音楽家としてのdbこそが重要だとおれは思うよ。

政府がクソなら言論空間も腐臭漂うこちらの国では目の前の「カネ」にしか反応せんのはどの業界でも同じなのかも知らんが、だけどさ、非常に「珠玉・重要」なことが書かれてる。坂本龍一とかだったらきっと誰かに一部訳させて読んでると思うんだね。要は「ハイブロウ」なのね。

宝石のような著書なんbだけどね。おれはそれを知ってるんだけどなあ。

「アメリカン ユートピア」がリリースされたことだし、ね、誰か、1万部ぐらい売れるよ。dbのfanそれくらいはいるでしょうよ。学術書としての意味もあるんだから。現代ポップなんてものを学問にするなんておれはfuckだと思うがそういうズルい相対的若者学者くん(おったら殴るが)にも必読の書となる。

12CC3911-9E42-4DA5-97AD-FB242E6972DD.jpg300/360訳してんのよ。ホンマ、誰かおらんのか?









posted by 浪速のCAETANO at 12:08| 大阪 ☀| Comment(0) | David Byrne | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

曽根崎キッドの日々 45

「おい、落ちたか?」
「へい」

 曾根崎キッドは風呂から上がり、二階の部屋へと戻った。いずれさゆりが来るだろう。そのときのために右に寄って左を向いて寝ることにした。曾根崎キッドは疲れていたから、あっという間に眠りに落ち、さゆりと遊園地でジェット・コースターに乗ってる夢を見た。

「ほう、それがうまいこといったらええねえ」
 おかまの社長は部下Bに言った。 
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on the fifth day:
 曾根崎キッドは目が覚め、しばらくぼうっとし、それからさゆりの言ったことを思い出した。そして約束を思い出し、さゆりが空けていた左にいないことを知って少し落胆し、しかし、ゆうの状態もあることだし、そうは言っていたが、さゆりも疲れて、ゆうのそばにしばらくいたあげく、眠ってしまったのかもしれないと、思い直し、かえってその方がもう一度楽しめるような気がして、曾根崎キッドはある意味嬉しかった。しかし、昨夜さゆりと風呂で愛し合ったことはこれは曾根崎キッドにとってかなり歴代いい経験で、「さゆりちゃんはほんとにいいオンナかもしれない」と思い始めていた。ゆうが寝ているのなら、そばで寝ているに違いないさゆりを二階にあらためて誘ってみたいと思った。
 階下に降りていく。ゆうが寝ている部屋の襖をゆっくり開けると、ゆうがいた。さゆりはいなかった。ゆうは目を開けていた。布団の中で上を向いて目を開けていた。唇の腫れはまだ昨日のままだった。
「ゆう・・ちゃん」
「キッド?」
「どう?」
「だいじょうぶとは思うんだけど、ちょっとまだ身体は動かない」
「そう? しばらくは無理せん方がええな、きっと」
「ねえ、キッド」
「なに?」
「さゆりと寝たの?」
 曾根崎キッドはドキッとしたが、あのさゆりの喜びと自分の快感に嘘をついてもしゃあないと思った。
「うん、まあ成り行きやな」
「成り行き? そう、そうか。でもあいついいオンナだったでしょ」
 曾根崎キッドはゆうに自分の秘密をもつことが犯罪みたいな気がしてきた。こういうとき素直になるのが曾根崎キッドのかわいいとこでもあった。
「うん、かなり・・ね」
「ふーん、そう? あのねキッド、あいつを仕込んだのはあたしなのよ」(つづく)






posted by 浪速のCAETANO at 00:16| 大阪 ☁| Comment(0) | 曽根崎キッドの日々(作り物・続き物お話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする