2010年07月04日

ベスト・マッチ2

 もう日本が負けて(帰ってきてもいる)から、なんとなく、意識の上塗りの上手い日本のメディアとそれに晒される日本人は、次の話題へと移行したいみたいだが、待ったれよ。

 これからがW杯のクライマックスや・っちゅうねん。まあ、「実はわたしそんなにフットボールファンと言うほどのものではありませんでした」というまあ素直な態度とも言えるけど。そんなんが騒ぎ過ぎるから、おれのようなナイーヴなフットボール・ファンは「落ち着きなくなる」わけである。もー・ほんとにぃー。頼んでるから。

 ディエゴの失望と落胆のあとにそれはやってきた。奇しくも前日のビック・ネーム同士の試合のあとの展開と同じだった。まあスペインは充分ビッグではあるし、相手は「あの」パラグアイなのだけども、もう大してその試合見てる人っていないことはおれはよく知っている。

 ただ、日本のような穴の中に閉じこもって出てこないチームと闘うと、パラグアイの試合は雲量10のどんより・なゲームになるが、攻め手が多彩なスペイン相手だとそのディフェンスさえもねちっこいというよりむしろアーティスティックに思えてくるから不思議だ。

 しかし、この日は最初からパラグアイの攻めに見るべきものがあった。おれ内・今回のMVPをチリのサンチェスから奪ったバルデスの突進と突破がゲームを活性化し、そのアートなディフェンスがスペインにサッカーをさせなかった。0-0のまま進行し、後半になり、「なんか起こる」と思わせるに充分な緊張感の後にまたまたデジャビュの如く事件は起こる。試合として面白いのは、やっぱり弱い・とされてる方が先制することだけど、2度あった。バルデスの・オフサイドと裁定された得点と、PKの場面。どちらもノー・ゴールだったが、このディフェンスとドイツの「突然ラテン混血」の攻めとのマッチングを思い描いたりして、コーフンする。

 パラグアイPK失敗・直後スペインPK成功・のはずがやり直し・再度PK・・失敗、とことは進むのだが、「それ」もサッカーのうち・なのだが、フットボールとは「司祭」に導かれる祈りの行為・のようなものだな。「司祭」とは・レフェリーである。人間の眼・なんてのは鍛えたとしてもええ加減なもんで、ヒトは「オノレの見たいように見る」という言葉にもあるように、恣意性を排除出来ない・そんなものなのだね。

 今回も「酷い誤審」が多々あったし、今後もあると思われるが、それによって「おれの四年間をどーしてくれる」と言わないランパードがいたりする。ジョガドールはほぼ全員そのことを「なぜか」受け入れる。特にその傾向はヨーロッパのジョガドールにより多く見られる。南米は最初から「いかに司祭の眼を盗むか」つまり「腕の良いドロボー」となるかに共通のメンタリティーを感じる。日本が・というか東アジアのチームがなかなか勝てないのは、技術不足に加えてもうひとつその「文化風土」への馴染み方か・とも思う。日本は「武士道」の国であったりする。「ズル」はだめで、変なとこ「公正さ」も好きだしね。

 ものすごく「深〜い」うまく言えんのだが、成熟したメンタリティをそこに感じたりするわけだった。

 そんな「幸運」にも包まれながら勝ち進んでいく。だから「こうなったらいいな」という風には決してならない(特に最近は)。そう考えると、オランダは勝つとして、こちらのブロックはスペインに勝って欲しいのだが、ドイツが行くだろうと思う。ドイツはほんとにおれの中ではノー・マークだった。こんなチームになってるなんてね。

 でも見ていて思うのは「タチ」と「ネコ」の組み合わせはやっぱり面白いですよね。「タチ」と「タチ」ではノーガードのシバき合いで、「ネコ」と「ネコ」ではどんより盛り上がらない。スペインvsパラグアイは「タチ」vs「ネコ」のはずが「タチ」「ネコ」入れ替わってたりして、スペインがマッチョのはずだったのに、「そこ・いやん」という場面がたくさんあった。むちゃ・おもしろい。ことセックスであるなら「めくるめく快感の波が・・・・」とかいう表現もにあうわけである。新たな「性感帯開発」をされてしまった・少しぐらいは知ってたけど・そんな感じ・かと思う。

 「勝ち負け」だけにこだわる・なんて「幼児」である。そして日本人は幼児だらけであった。


 しばらくクールダウン。セミファイナルに向けて。
 
posted by 浪速のCAETANO at 13:13| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カルチョ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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