2011年03月18日

始めよう

 きみのその自粛・どんな根拠やねん? と問いながら歩きたい。

 圧倒的な映像が繰り返されたこととその後の悲惨・さらなる恐怖はヒトを萎えさせるに十分だ。

 ハートの火が消えてしまったような気がしてるヒトも多いだろう。みんな普通はそうよ。しゅん・となるさ。それでこそ「人間」だ。

 さて、それでどーする・それから。

 例えば、疎開・という話がある。疎開で東北から逃れて来たヒトがいるとする。もっというならきみやおれがそのヒトだったりした時、伊丹空港で迎えにきた方が、どんな精神状態でいてくれたら最もありがたいか。

 「満面の笑み」で包んでくれればいい・とおれは思う。「わかった・なにも云わんでよろしい・さああったかいものを食べて・久しぶりの酒も飲み・そしてやわらかな布団で今晩はとりあえず身体と気持ちを休めてね・ほんとうに大変やったね」その笑みの中にはそのような「含むもの」がある・というのが理想だ。そんな笑みの主体・という立場におれたちはいる。

 では、そのためには、おれたちは、十分満たされてなければならないだろう・と思う。あたたかさにも・そう思ったときのちょっと一杯も・きれいなオンナに「おおっ!!!」と唸ったり・とか、どうひっくり返っても・おれたちは「恵まれている」のだから。

 おれは本日・もう寒さも大阪はこれで終わりかな・と思い、やまとの湯へと出向いて来たが、「あたたかさ」ってエラいよね。このあたたかさ・が次に・彼らに最も必要なのだなあ・としみじみ噛み締めながらお湯につかっていた。

 レヴェルは全然違うと思うが阪神淡路・のとき、おれんちは水が出なかった。で、「いささか」不自由だった。だけど、あの揺れはほんとうに恐怖だったが、ものはいっぱい落ちてきたが、幸いに怪我はなかった。あのときも阪神間はどえらい大変なことになっていた。
まさしく同様のことが繰り返されているのだが、もう少しほとぼりが冷めてから、お互いに事の大小はあれども、「あんときはねえ・・・」などと振り返りたい。ほんとの共感にも熟成はいるだろう。

 政府がたるんで、避難所のおじいさん・おばあさんが亡くなっているのは「絶対に許せん」が。それとこれとは全く違う。

 だから、その自粛・なのだけどね、なんだか「当事者でない人たちのそわそわした雰囲気」を感じる。その自粛に「自己決定」のニュアンスが欠けてるように思えるのだ。「こんなときにそんなことあんなことしたら/するなんて」という、おれの嫌いな日本人がそこにはいたりする。そのよーな人々はもうじき「不満」を言い出すだろう。地震のおかげで「野球」が見れん・とか、津波のおかげで「バラエティ番組」がない・とか、放射能のおかげで「野菜」が高い・とかだ。

 それはほんとうにひどい物言いだが「厄介な事になりやがって」だと思う。この国の首相の「ノンヴァーバル・ランゲージ」の中にそれを感じる。政権続投のチャンスぐらいにしかこの大惨事をとらえていない彼の本音が垣間見える。

 それは被災された方にも・そうでないおれたちにも同様に不幸な事だが、更なる被害を被災された方々にもたらす疫病神というよりほとんど死神だ。

 「喪に服す」ということは大切だと思う。まだ大惨事が起こってほんの一週間だ。だからこんな話は時期尚早かもしれない。顰蹙かもしれません。

 だけどね、その疎開を避難をされて来られた方々を迎える我々のハートはその方々をあたたかく包む余裕に溢れてなくてはいけない。そのためにはオノレのこころの求める事をするべきだ。被災された方々・肉親を友人をペットを亡くされ、自分だけが助かった事にややもすればギルティに感じているかもしれない・そしてそれらからは助かったにもかかわらず無情にも家を離れさせられた方々を「もてなす」という言い方が正しいかどうかわからないが、そのようなことだと思う。もちろん出来る範囲で。もてなす側はこころも視野もひろくないとね。

 関西人は今ちっちゃくなっていてはいかんのだ・と思う。おれたちだって目に見えないところは大層痛んでる。しかし、まちがいなく現在は恵まれてもいる。それを自覚した上でかれらに分ける。その自覚のためには、あたたかさをおいしさをハートの栄養にしておかないといけない・そんな義務があるのでは・と思っている。もちろん、被災された方のことを思い、「思いはいつだってあなたたちと共にあり」ながら。

 おれたちは自粛を「克服」するところから始めよう。


 tendernessは「大きさ」の証。

 

 

 
posted by 浪速のCAETANO at 20:35| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | あれやこれや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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