2006年07月28日

路地の効能

 もうカンカン照りである。午前中で。

 ゆうべは寝苦しかった。ついに本格的亜熱帯の夏がやってきた。もうクーラーは欠かせないし、そしてそのクーラーの外気がヒート・アイランド化する最悪の時期である。さっきところてんを久しぶりに食べた。なんか喉ごし重視に走っちゃうわけだが、今年は冷麺(冷やし中華)をよく喰っている。薄焼き卵にハムにきゅうり・トマト・レタス・煮しいたけなど上に散らせばこの季節よいですなあ・ということになる。ビールでも泡盛でも。

 なんか「酢の季節」だと思う。酸っぱさ・酸味を、妊娠はしていないが求めているのがわかる。その酸っぱさによって・酸っぱさがあればなんでも喰えるという気がしてる。というか酸っぱくなくちゃ「いやっ!!!」って感じ。

 だから餃子なんて夏ウマい。ヒラメなんて夏ウマい。水茄子やきゅうりの漬け物なんてウマい。ちょっとしたお刺身と水茄子の漬け物なんかで特別本醸造を凍る寸前まで冷凍庫で冷やして飲めれば幸せだ。

 昨日TUTORが早く終わったので新世界に寄り、例の激シブパチンコでこんな台で勝てるの・っていうようなクラシカルな台で時間はかかったが、BGMに70's歌謡曲なんかが流れてて気分良かったからか勝っちゃって、ふらふらジャンジャン横丁を歩いて立ち飲みに入った。生ビールとどて焼きとゲソ天でふーっと落ち着いて、土佐鶴があったから気ままに2杯ほど飲んだら酸っぱさが欲しくなった。で春雨サラダが「当店自慢」と貼り紙にあったので、頼めばこれがなかなか良かった。となりのおっちゃんの阪神への愚痴に耐えられなくなって長居はしなかったが、時間的にもまさにほろ酔いのええ感じ。

 ジャンジャン横丁は希有な路地だ。来た人はみんな階層がなくなる。底辺に近くとかではなくノン階層になる。新自由主義からは最も遠い路地だ。そこから新自由主義から2番目に遠い曾根崎デッドエンドストリートへ。ホームです。ここもシブい。しかしその決定的な違いはTODO O MUNDOとNaturallyというなんともラジカルな店の存在だろうか。二軒とも・というかデッドエンドst.の店は全部なのだが声がでかくない。ヒトを押しのけて前に前にと自らをアピールする店はひとつもない。えのもとなんて取材拒否である。東通りとかお初天神通りに面した店ならば、声の大きさは必須科目だ。必須科目であるからその声の大きさによって(物理的な意味だけではないけど)客はそこを選ぶ。デッドエンドst.内の店たちは「お誘い」をしない。しないことがいい事かは別として、お客各自の意志によって選んで頂戴ね・という表通りの店からすると「非常に消極的な」態度だ。

 ただ、来てくれた方々に対してはいろんなことをしてあげるし、教えてあげもするし、ナチュラリーのおっちゃんに甘えたり、運がよけりゃマルタニカズに怒られて泣かされたりという特権も享受できる。浪速のカエターノや曾根崎キッドに出会える可能性もある。店と客の50:50をどう実現するか、ってことを考えてたらそんな風になっちゃったわけよ。これはそう言ってしまうことはある意味タブーなんだとは思う。50:50なんてことはね。別に店のモノたちに「いばっとけ」とも「お客様は神様です」なんてことを両方指導しているわけではないわけで、そんなことを通り越したあげくの50:50なお互い肩凝らない関係。決して自分の家としては「ありえない場所」で「だらだら」しなさい・どーぞだらだら、と言ってるわけなのね。それは一般的な感覚では「なんやこのきたない路地」を実は「この貴重で自由に溢れた路地」とぼくが「読み替え」たことから物事は始まっているわけ。

 路地のよさは「隠れる」ことだと思っている。ほんとの話だがかつて某バカ男がタクシーの運転手と派手な喧嘩をして逃げてきて「かくまって」とほんとに隠れにきた事がある。もちろん「売ったり」はしませんでしたよ。

 たとえ誰かにアナタが追われていたとしてもまず二階のジーナのいる部屋に隠してあげる。それが見つかりそうなら三階まで導いてあげる。それでも追っ手がしつこい場合は窓を開けて逃がしてあげる。三階の窓から出ると、そこは軒が密集した日本家屋の瓦屋根がどこまでも続いている。まず誰にも気づかれずにその逃避行は完了するでしょう。そこからはお初天神通りの人ごみに紛れ込めばだいじょーぶ。そうそう冬ならおこたの下の堀ゴタツの中なんて完璧よ。ジーナに引っ掻かれるぐらいは我慢しろよ。

 夏のトドムンドはクーラーの効きが・なんてこともかつてはあったけども、今年は各階絶好調で、ナチュラリーは寒いぐらいに効くからね。お客がいないとホント寒いからね。

 この夏は猛暑が予想されます。梅雨明け遅かった分、太陽も短期集中講座で日本列島集中放射するわけだね。その気合いはわかった。もう午前中でわかった。だから昼間のハードな仕事の後はぜひ曾根崎デッドエンドストリートに「隠れ」においで。そしてだらけた後に、目からウロコ・な体験をしてみてください。世間の常識からちょっとずれとるからね・ここの路地は。治外法権とまでは言わんが。

 夏のカクテルで自分の好みは「カイピリーニャ」「モヒート」「ピーチラムのフローズン」ですが、泡ワインともどもココロを緩めるために肝臓元気なうちにぜひいっといてちょうだい。社長の好みとぼく/あたしいっしょやねん・と店の者たちにいっていただければ、一杯200円ほどディスカウントさせていただきましょう。コノミが一緒な人たちとは「連帯」できるような気がするじゃん。隠れるには平日が穴でしょう。
posted by 浪速のCAETANO at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 路地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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