2006年08月10日

見知らぬ街で・・・

 別に小旅行でいいの。もちろんちゃんとした旅行の際でも。

 神戸に用事があって、TUTOR終わりで阪神高速をぶっとばして神戸まで行く事になった。さて、ここで一般的な想像・神戸という言葉からの想像は三宮であったり北野であったり、言うても元町であったり、だと思う。

 大倉山に用事があったから、山手幹線の延長の道を県庁など超えて西進すると大倉山へ。ちょっとハラ減ってて・というかそれが本日の第二の目的と言いますか・そこを下ると、「JR」神戸である。JR神戸。神戸ながら神戸ちゃうやろ・これ。2時間ほど時間がある。気温はまだ33℃はあるだろう。エヴィアンでちまちま水分補給はしているが、ちょっと飲みたい。この季節しかビールは飲まんから、一杯ぐびーっと飲みたい。昼間から・といってももう5時だから、まあまあそこそこの数の店がやっている。どれも・シブい。さすが「JR」神戸。

 クルマ停めた辺りが基準になるが、その辺で手を打っちゃうのは・なんだかな・である。北口に停めたのだが、なんかこの辺りは「表」のカオの印象があった。で・線路にそってシブめの通りを何本か歩く。立ち飲み・鳥専門店・小料理屋・24時間開いてる酒も飲めそうななんちゃら食堂・ホルモン焼・お好み、いろいろある。どれもあまり主張がはげしくないのがいい。そんな中で時に「場違い」な自己主張をする店があるが、本人は目立って「よい」と思とるかしらんが、おれに言わせれば「Non」である。なぜ仏語で「Non」なのかと言えば、感性の成熟がそう言わしむる・とだけ言っておこう。

 で・ここからが本題なのだが、「見知らぬ街で寿司屋に入る」のが好きなのだ。三軒ほど発見した。

 たとえば海沿いの街で、びっくりする寿司屋に出合ったことが何度もあって、そのスリルと満足がクセになっとると自分では思うのだが、それは熊野に行きだした20年ほど前から始まっているのだけど、勝浦の2大寿司屋とか、がわかりやすいけど、地もののサカナはとにかく旨かったりするわけである。そして時にはおあいそ段階でもスリルがあったりするわけである。そういうこともコミでなんか好きなのね・「見知らぬ街で寿司屋に入る」ってのが。

 一度鳥取で境港の目当ての寿司屋が満員で入れなくって、急遽市内まで引き返して、ガイドブックなど見てそれに載ってる寿司屋へ行こうとしたが、店構えを見た途端、妙にエバってて「これダメ」と思い、どうするかと思って街をふらふらしていたが、そこで目にした小さな店構えの最近できたと思われる寿司屋一件。その名も「ちいさなお寿司屋さん」。ずるっと滑り出す、左足を45度ぐらいで耐えて、いやしかしまてよ、あのみょーにエバった、寿司屋の天下を前提にかんがえると、こういう展開はありかもしらんぞ・などとアタマは高速回転し・というのはウソで、「サカナおあずけ」が2時間ほどになってて、今となればぺろの気持ちがわかるというか、とにかくダメ元でいってみようじゃないか・そうしようじゃないか、ということで入ったら、こっれがまた「大当たり」な寿司屋で「もさエビ」であるとか「よこわの炙り」であるとか絶品がガンガン続き、一番嬉しかったのが「極ていねいに仕事のされた鯖」だった。〆であるのだが、その〆を感じさせない生に限りなく近い鯖。ここ以上の鯖のはまだ出合ってないかも知らんなあ。ま・なんかそんな逸話に代表される、寿司屋突撃体験が自分の中でこれはもうA級のお楽しみになっちゃってるわけね。

 まあ・本日は「JR」神戸でもあるし、別に街をナメとるわけでもなく、しかし必要以上の緊張感はなくリラックスした夕食になるに決まってる・と勝手に決めているわけだった。歩いてるとその一件の寿司屋の窓ががばっと開き、大将が、客と立ち話をしてお持ち帰りを手渡していた。こういったハプニングにはヨワく、もう2軒の店構えを確認してから戻ってガラガラと引き戸を開けた。先客がいてお馴染みさんで、しかし、さっきの大将は「ひとり? こっち来る?」とフレンドリーにカウンターを指差すのだった。

 結論から言えば、正解だった。お造りの気分ではなかったから、ビールを飲んで貝柱とサワラの味噌漬け焼いてもらって、タコ酢で冷酒を飲もうと思った。大皿がカウンターの上にあり、ナンキンの煮たんと、なんとどて焼きじゃないか・キミは。迷わず頼んで、このミスマッチには本人相当喜びまして、TVからは高校野球で、このエア・ポケットとも言える一時間最大のリラックスした時間を過ごせたわけだった。冷酒を2本飲んで最後にトロ鉄火と玉赤で〆て、お・そろそろ時間だ。失礼します。ものすごく安かった。大将もええおっちゃんだった。ライターを借りパクしたから100円玉、カウンターの上に置いてきたら、後からおねーさんが、わざわざ追いかけてきてくれた。

 こういうコストパフォーマンスのいい時間を過ごせるとものすごく気分がよく、その後の予定も気分いいままで終わるのだった。そのコストには「お金・時間・体力・対人関係」などが含まれているのだった。
posted by 浪速のCAETANO at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | あれやこれや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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