2006年08月17日

UN DOS DIAS EM NAGASAKI

 海の上の雲は「もくもく」盛り上がってまさしく入道雲。湾を横切る高速船から見た海と空はなんだか締まっていた。立体的。大阪は平野であるから見える雲にダイナミズムがないんだね。

 関空のための実験で作られたような、そのミニチュア版とも言える海上空港である長崎空港は海にぽっかりと浮かんでいて、着陸前はラ・メールなんて言葉が似合う静かな内海で・小島が点在する大村湾を眺めながら、豊かな気持ちになってしまうのだった。

 そこから高速船に乗る。非常に複雑な地形をしていて海が陸に食い込んでいるナガサキという街まで行こうとするとクルマだとその湾をぐるりと半周しないといけない。所要時間1時間ちょい。なのに高速船なら湾の直径に当たるラインをぴゅー・だ。空を飛んできてその後海をスーッだから、ストレスがほとんどないのだ。12:45伊丹発に乗って14:30には長崎市内に着いていた。なんか速くなぁい?
 
 式見という海沿いの街の白浜という海岸でバーベキューを開催してくれたので、ねぼけまなこで迎えのクルマに乗る。クルマを運転しているのは停学5度の記録を持つ網元のチョーナンのマーボーでバレー部主将のチカオちゃんを迎えに行き、その愛妻に車内からナマイキに会釈をして、現場へと向かうが、途中長崎県漁連の巨大冷凍庫のマイナス40℃体験をさせてもらう。一分いたらきびしい。「回春効能あり」という説もある。自分にあったかどうか・よくわからない。クジラの「尾の身」のブロックを発見してこっそり持って行こうとするが「ちっちっちっ」ダメだって。

 海水浴場に隣接した木陰をゲットいたしまして、そこは海水浴場と少し離れ、階段で海に繋がっている。無粋な「ここまでしか行ったらダメよ」というブロックは目に入るが、海は入り江で波もなく左は海岸にそって小ちゃな森があり、その先には洞窟が口をぽっかり開け、その先を見ると奇岩が海からカオを出していた。太陽は午前中だというのに早くもヤルキー学園で、しかし、おれたち陰にいるからまだだいじょうぶだもんね。ただ、その光は日向にあるすべてのものを輝かせ、海なんてほんとにキラキラしているのだった。網元いきなり泳ぎだす。バンチョーのハシモトはふともも真っ赤。訊けば数日前にも来て「ミナ」という貝を取ってたという。ナガサキのヒトたちはみんなこうやって普通に海と接しているのね。ミナは小型の巻貝で、いつだったか、家族全員が「あたって」全員下痢で、トイレの醜い奪い合いという記憶がある。しかし、ハシモト頭頂部だいぶキタね。

 凍った鮮度の高いイカを海水で解凍して、イカ刺し。ガスバーナーで火を興すが漁師は気が短い。ガスバーナー1を横にして、ガスバーナー2の上に乗っけて「放置」。数ヶ月前に店でガスボンベによる「燃えた男」事件の記憶があたらしいから気が気ではないのだが、停学5度の網元、意に介さない。横目でちらちら見つつ、ビールを飲む。人間小さい感じ。

 イカに始まり、さざえ・鯛・鯖とどんどん焼けてきて、鯛の塩焼きは絶品だったのだが、一番うまいとこ・お腹周りまだ残ってるのに次の皿がないから、と網元に捨てられた。何が貴重かっちゅう話なんだが「郷に入りては郷に従え」の鉄則が波にきらきら。喰うもんはなんぼでもあるっちゅーわけ・ね。
 ワインを飲みたくてたまらなかったが、それも叶い目の前は「パラダイス化」していくのだが、昨夜の深酒がまあまあみなさんボディブローのごとく効いてきているようで、思わず「トシ」に関するさほどポジティヴではない方向の話とかになっていくのだった。

 個人的にはお盆後のなんとなく自分に降り掛かってくるいやな感じのことがふと我にかえれば押し寄せてきたりするが、まあこのような席でみんなの好意を無にするようなことは礼を失する。いや・それぞれみんななんかあるのよ・このトシになると・きっとね。まあなんとかやりすごそうよ。

 そのうちに陽も高くなり、せっかくの木陰も半木陰・1/4木陰化してき、もう限界となる。その頃にはワインご足労願った途中参加の犬連れの英会話の先生やインターナショナルなイナカモンや、年に一度必ず大腸ポリープのできる外資系管理職や世田谷在住の広告屋ヨメもなんか満喫し、このような会を主催してくれた、網元およびチカオちゃんにみんな口に出す出さないは別として「ごっつぁんです」なわけだった。ありがとう。

 あの・目の前にあった海の圧倒的な存在はきっとだれの脳裏にも焼き付いてしまっただろうな・と思う。きっと何かの拍子に簡単に甦っちゃうんだろうな・たとえボケても。
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posted by 浪速のCAETANO at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ツアー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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