2012年10月11日

 清見原神社にて

 清見原神社にて、一服してからtutorというのが、まあ水・金の日課となってしまったが、生野区はなかなか・な区ではあるが、清見原神社があるから行く事が苦にならないわけである。すごくいいのよ、おれのハートに。

 天武と豊受大神がメインの神社である。縁起には、天武がやってきて、吉野はそっち方向かい?と眺めた事から・・・・とある。そして縁起でそうかー・と思った事は、そこらはかつて大伴氏のホームグラウンドだったわけだな・ということだった。大伴金村の大伴氏だね。

 大伴金村は近畿王朝家の武烈〜継体の時代、まさに天皇家「お家断絶・・・」な時代のかなりの有力者である。河内が本拠で、だから今の生野区も・ということになるわけよね。

 葛城・大伴・物部・蘇我という順番に、栄華から衰退へと移り変わっていくのだけど、継体の即位に大きく絡んだ金村は当時の最重要人物である。継体の即位には古豪といえる大伴・物部と新興の蘇我の連携があったと思われるが20年間も大和へと入れなかった継体への抵抗があったのだと思う。

 もうひとつ。金村は継体とともに「磐井の反乱」を鎮めた・と云われている。

 さて磐井である。さっき「お家断絶の危機」と書いたが、実際には断絶したわけよね。大和に入る時も大和チーム(継体阻止)側との戦闘があったはずだ。じゃなきゃ・さっさと入ってるはず。

 そして九州では箸にも棒にも掛からなかった神武に始まる近畿王朝は銅鐸国家を滅ぼし、近畿に確固たる基盤を築いた。しかし、中国の史書が唯一の王朝と認める「倭国」は九州にある。対外的には倭・とは九州のことである。神武から連なる近畿の歴代大王たちはそのことを自覚し、自分たちは「傍流」であることは身にしみていた。

 しかし、その血が絶えたわけ。で・なんか田舎のおっさんがやってきた。その田舎のおっさん=オホド王=継体はにとっては、縁もゆかりもない九州王朝をちょっとやっつけたくなったとしても不思議ではない。

 で、磐井の反乱・となるのだが、事実はそうじゃない。逆である。これは「継体の反乱」ということであるし、継体のテロ・といってもいいわけだった。それを一緒にやったのが大伴連金村だった。やる前に「継体は金村に」こんなことを言ってる。「九州はキミにあげるから、本州の今で言う広島ぐらいまでボクにちょうだい」と。

 これは何を意味してるか?

 簡単ですよね。九州から広島ぐらいまでは近畿の王朝のものじゃなくって九州の王朝のものだったということね。

 そして日本書紀において「反乱の首謀者」とされる「磐井」こそが、九州の「王」つまり天皇だったということね。6世紀初頭のことである。九州王朝はすごいよー。すでに当時、律令があった。近畿王朝の大宝律令(701)と比べてみて約200年前のことである。かなり進んだヒトたちだった@九州。

 磐井の墓(岩戸山古墳)には石像が周りに置かれ、驚くべきは「裁判の様子」がそこには現されていた。その石像・石人を破壊する様子が日本書紀に記されているが、継体側はなんかシャブでもやってるか・ぐらいの憤り方・暴れ方でその石像・石人を破壊していく。恐ろしいことに書紀にはその後しばらく、このあたりでは不具者がとても多かったと記されていたりする。モノもヒトも破壊した・ってことですね。

 そもそも日本書紀に於いて「筑紫君・・」と書かれている人々、彼らこそ、九州王朝の天皇である。そして701年までは中国の歴史書にはその九州王朝を「倭」として列島の唯一の王朝としてその東夷伝に伝え続けているわけ。

 日本書紀は「ウソ」というより「盗人」ですから、そんなものをベースにした所謂右の方々の思考は思考ではなく信仰としか言いようがない。skg会、・・・真理・、とそないかわらんですよ・いやまぢで。

 その記紀を編纂せよ・と命じたのがこの清見原神社に祀られる天武であるわけで、しかしこの天武に至るまでの天智やその母とされる皇極・斉明、さらに遡って、太子の父とされる用明・さらには女帝・推古(ここは太子でっちあげの事実と相まって疑惑だらけであるし)、鎌足のの素性であるとか、蘇我氏とは何者だったのか・とか、本当はわかんないことだらけである。

 大方の研究が、近畿王家という範囲でしか論じられていないところがもひとつなのだ。701年までは、日本の中心は九州にあった。この一点の真実を無視したあげくの歴史ってどーなのか・と思ってて。

 ただ、神社自体は「大変気持ちのよい・最高の場所」なんですが。

 
posted by 浪速のCAETANO at 10:03| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | あれやこれや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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