2013年11月26日

詰まる所

可決されちゃったですね。NHKがその強行採決の模様を放送しない。その「協力体制」どーよ。既に、隠微されている。

おれはまだ寝ていたし、一般人は昼休みでメシ食ってたと思われるし、そういう日常のまあほっとするひと時にもうおれたちが脱力しているそんな時に決定的な「事」は決められていく。

要は生活に追われている人間はもう何も出来ない。じゃあ追われてない人がやるのか・というなら、そこは利己主義をかれらは生きているわけで、自分の身に害が及ばないことには「無関心」かつ「いらんことしない」わけで。

じゃあ誰が反対するのかって話になるが、その反対団体に入るのもめんどくさいよね。なんだか、テイストがもう絶対に合わん・そんな確信あるもんね。だから・難しいのだ。

反対っていうかもう「絶対に反対」なのだけど、それを表明するツールがない。ほんとは煮えたぎっているが、クールに反対と言いたい。どちらからも束縛はされたくない。だからほんとに難しい。

ただ今度の法案は確実におれたちのちょっとした正義感や好奇心にたいしてまともにそれを発揮することを躊躇わせるそんなものなのだ。現実の運用は喜劇的に大変なのだろうが。そこ・知ったこっちゃないが。ただ風通しはかなり悪くなるし、TVなどで喋ってる識者(ろくなやつおらんが)は完全に「政府のコメンテーター化」するだろうし、今以上に、困るのは与えられた状況を分析した時にそれを何かのmediiaで発表した際、それが「当たってた」らどーなんの?目つけられんの?誰が「どう」悪いか・はなかなか難しいが、「誰」が悪いかなんてことはステイクホルダーの数が決まっててしかも絞られてきてるわけだから、50%以上の確率で「当たる」のではないか。どーすんだろ?根拠を示さなけりゃ大丈夫なの?

今tutorに行ってる引き篭もりのプログラマーが将来政府のnet監視員となり、過激思想の元先生を発見して告発するかどうか悩む・なんて「お話」もあり得る。お話ですけど。フィクションね。

ギター弾くくらいしか「自由」ってないのよね。いや・ほんとですよ、詰まる所。

その・ハタから見たら「狭い」世界に一旦潜って、そここっそり広げていくぐらいかねえ。それでもいいけど・詰まる所。

オノレの技量により世界の見え方が変わり、その技量を持たないヒトには見えない世界が一皮向けた向こうに広がる。何かをやり続けていると誰でもそのようなことになると思う。そして、そこはなかなか「監視」しづらいとこでもあるはず。
posted by 浪速のCAETANO at 13:51| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | あれやこれや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント


「お金を使えば豊かに暮らせる」は当た り前

常識的には、貧乏な人は、お金持ちの人 に比べて、豊かな暮らしができないとい うことになっている。この常識というの は、「お金を使うことが豊かな暮らしに

これは間

という考え方だ。

つながる」

違ってはいないが、当たり前すぎるので 何もおもしろくない考え方である。

坂口恭平さんの『TOKYO 0円ハウス 0円生 活』には、ホームレスの鈴木さんが、お 金をあまり使わないで工夫して生きてい く様子が活き活きと描かれている。数千 万円のローンを組んでマイホームを持た

「0円ハウス」でそこ

なくても、河川敷の

そこ快適な暮らしを送ることができるこ とを世に知らしめたという点で、この本 の価値はとても大きいと思う。

僕は「お金をたくさん稼いでたくさん使 う」という生き方も、「お金はあまり稼

うまく工夫してお金をなる

がないけど、

べく使わない」という生き方も、どちら が良い生き方とは言い切れないと思う。 もちろん、お金を稼いで使えば、そのぶ ん税収が増えたり、企業が儲かったりす る。でも、だからといって個人が「稼い で使う」というライフスタイルを選択し なければいけないかというと、全然そん なことはない。

さいきん自己啓発の本がよくベストセ ラーに並んでいるけど、それらは基本的 に仕事の生産性を高めるための方策と か、仕事で悩んだときはこうやって乗り 切れ、という本しかない。まったくおも しろくない話である。「上司にバレない

「バイトで楽し

とか、

仕事のサボり方」

く暮らすための貧乏生活術」みたいな本 がベストセラーに並んでもいいだろう、 と思う。



「勝手に生きていく」ための戦略



そこで紹介したいのが、松本哉『貧乏人 の逆襲―タダで生きる方法』(ちくま文 庫、2011年)である。著者の松本さん は、1974年生まれ。高円寺でリサイクル ショップを営んでいる。

本書の冒頭はこんな感じで始まる。

「よ〜し、こうなったら好き勝手に生き

くだらな

もう、

やい!

てみようか!

い奴らの言うことは聞かないで、のびの びと生きてしまおう。我々貧乏人が、 ちょっと世にのさばいまくってしまお う! よし! 決めた決めた! 祭だ祭 だ! 騒ぎだ騒ぎだ!!」(p.14)

これだけ読むととんでもない本である。

「読むの止めようか

引くレベルである。

な...」と思った方、ぜひ思いとどまって ください。この本は、「好き勝手生きる ためにどうしたらいいか」という人類史 上最大の問い対して、極めて具体的な答 えを出している。

好き勝手生きる術として、著者は大きく 4つの戦略を授けてくれる。



戦略1.金を湯水のごとく使わなくても 生活できるようにする。それもしみった れた貧乏自慢みたいなものじゃなく、い ざというときでも何とかなるような生活 術を身に着ける



「ボロアパート研究」、「必殺! 野宿 作戦」、「知らないパーティーに潜り込 め」など超具体的な戦術が載っていま す。なかでも爆笑なのが「ヒッチハイク 講座」だ。「ヒッチハイクは別に人に甘 えているのではなく、『行き先が同じ→ 空席がある→俺は歩き→座らせろ』とい

この理屈の正しさを頭に叩きこんで

う、

これはすごい

と書いてある。

挑もう!」

けど、間違ってない。

街ぐるみ、地域ぐるみでのびの



戦略2.

びやっていければ、助けあいなんかもで きてより楽になる



言わずと知れたソーシャル・キャピタル である。ここでは「商店街作戦」、「町 内会作戦」、「回覧板作戦」などが紹介 されている。「いくら三越やドン・キ ホーテの常連になってもいざというとき には役に立たないが、自営業軍団と仲良 くしておけば絶対にいいことがある」と いうのは納得だ。飢えた時には、肉屋や 八百屋から食べ物をもらったりできるか もしれないのである。

僕がいちばん感動したのは、「イカサマ パトロール追放作戦」である。著者は、 多くの商店街のパトロールを、「不審者 を見つけて警察に通報するだけのパト ロールなら、単なる警察の手下で、『自 治』の風上にも置けない集団だ。本来は 自分らの街を守るという『自治』の意味 のパトロールだから、自分達で問題を解 決しなきゃいけない」と批判する。め ちゃくちゃ正しい。松本さんは「自治の

として、パトロールがコソ泥を発

理想」

見したときの例を出している。

「何でこんなことやった



パト

んだ。福島のおふくろさんが 泣いているぞ」 ドロ「へぇ、会社が倒産した あげく、実家が火事で焼けま して、おまけにせがれは車で 子どもを轢いちまい、借金ま みれに……。プロミスの追っ手 を振り切り、何とか東京にた どり着いたところで手持ちの 金もなくなり……」 パト「しょうがねぇ。じゃあ しばらく、うちの材木屋で木 でも切ってほとぼりをさまし ない(原文ママ)。そのかわ りもうこんなことすんじゃね えぞ」ドロ「この恩は一生忘 れません」(p.106)

いやぁ最高でしょ。



戦略3.仕事や遊びを自前で用意してス トレスや浪費を減らす



お金のために訳の分からない奴に雇われ てしまっては、楽しく生きられない。そ うであれば自分で事業をはじめるしかな い。それが著者のスタンスだ。著者は、 シャッター街になっていた高円寺の商店 街の物件を月5万円で3ヶ月借りた。友人 と2人で借りたので開業資金は2万5千円。 安い! 僕が仲間と立川でやっているイ ベントもそうだけど、「頑張っている若 いもんを応援だ!」とか言って、格安で 物件を貸してもらえることがあるの だ。どんな感じで商売をしているかが本 のなかに書いてあるが、こんなんで商売 が続けられるのか!と驚くほどのユル さ。これは楽しいこと間違いない。(た だし儲からない)

著者は仕事だけじゃなくて遊び場も自分 たちでつくれ、と説く。

「とにかく地域のいろんな奴がなんかや れるようなスペースがあったら相当楽し い。やりたいけど場所がなかったような 連中はここぞとばかりにいろいろやりだ すし、そういうことに興味なかった奴ら もなんかやるキッカケになるかもしれな い。それに、いろんなイベントが行われ いたら、まったく違う分野のものと接す る機会ができるので、今まで縁のなかっ たことに目覚めてしまったりするかもし れない。当然、知り合いも増えまくるの で、笑えるイベントやアホな出来事など の情報がやたら舞い込んでいくるように なる。」

これも文句なく正しい。最近自治体が空 き店舗にこういうパブリックスペースを つくろうとしてますが、行政のプロ デュースでおもしろくなるはずがないわ

こういう自発的な動きが必要

けですよ。

ですよねぇ。



戦略4.こんな生き方の妨害になるよう なものが出てきたり、何か抑圧されたと きに「冗談じゃねぇ」と抵抗する術を身 につける



最後は「反乱のススメ」。反乱といって

とい

「ひたすら街に打って出て遊ぶ」



うもの。駅前で勝手に騒いだり、デモや 選挙を使ったりする。著者がこれまで やってきた波乱はどれも爆笑ものだ。

「ボッタクリ



たとえば大学の頃にやった

。値段が高いわりにたい

学食粉砕闘争」

してうまくもなく量まで少ない学食を懲 らしめるため、学食突入集会を実施。こ たつに担ぎ棒をつけた「こたつ神輿」大 バカな奴らを載せて、200〜300人で学食 に乱入。さらに昼休みの学食前で100円カ レーを売りまくるという闘いもやったら しい。実家が農家の学生から米や野菜を もらい、徹夜でカレーを作って400食を売 り上げ、学食は大打撃。

大学を卒業してから反乱はどんどん大規 模に。駅前でバカ騒ぎをしたかった著者 は、選挙のときに候補者が駅前で大声で 演説を行なっていることに目をつけ、 「これって立候補すればできるんじゃな いか…」と思い、杉並区議会選挙に立候 補する。「駅前にバカ騒ぎの解放区を 作って、いまの世の中の無意味な秩序が どれだけアホらしいものかを知らしめて やろう」(p.175)というのが目的で選挙 に出ても、合法なのである。

選挙期間中の一週間は、でかいスピー カーを何個も積み込んだ選挙カーで「鼓 膜を破るくらいの大音量」で高円寺駅前 をライブ会場にしていたらしい。音楽の 合間は「貧乏人がのさばったら毎日こう いうことをやってやる!」「こんな窮屈 な世の中でおとなしくしてると思ったら 大間違いだ! 役立たずの恐ろしさを見 せてやる」と街頭演説をしたそうだ。

最高なのは、選挙カーがすれ違う際に 「○○候補の健闘をお祈りします」とい うのが慣例になっているのだが、こう呼

「俺は○○候補の健

びかけられた著者は

闘は祈っていません。自民党はさっさと

と返したそうだ。選挙は

!」

落選しろ!

これがあるべ

民主的な戦争なのだから、

き姿なのである。



「勝手に生きていく」という正義



松本さんのスタンスは、「好きなことを やる→困ったことが起きる→もめる→何 とかなる(何とかする)」というもの。 多くの人が「社会のために苦労して頑張 る→世の中が栄える→そのおこぼれを頂 戴する」という人生を送っていることを ボロカスに批判している。

僕が松本さんに強い好感を持っているの は、彼が「勝手に生きる」ために、「自 治」や「自立」が必要だと考えている点 である。政府や会社の上司に説教くさい ことを言われないためには、自分でお店 を立ち上げたり、商店街の人と協力した りすればいいのだ。

数年前に格差社会論が話題になったと き、議論の焦点となったのは「福祉」 だった。貧しい状況に陥った人を社会で どう支援するかという話だった。『貧乏 人の逆襲』は福祉とは違うアプローチを している。松本さんはこんなことを書い ている。

「本当に働けない人は生活保 護など行政に頼るという手段 もあるのだが、その場合、国 が傾いた瞬間に餓死しかねな いのであまり信用できない。 首相などが『もう払えねぇ! どう叩いても出ねぇよ!! 煮るなり焼くなり好きにし ろい!』とか言って机の上に あぐらをかいて開き直り出し たら大変だ。それに、この本 では『なるべく勝手に生きて いく』ということをテーマに したいので、ここはひとつ 『貧乏人が束になったら何と か生きていけたりするのでは ないか?』という作戦を練っ ていきたい」(p.97)

要は政府を信用していないのである。生 活保護をもらうときに、行政職員にいろ いろいじめられたという話を聞くが、生 活費を国家からもらうということはそう いういじめにも遭いかねないということ だ。国家が困った国民にニコニコ金をく れると思っていたら大間違いだ。

僕は小さい頃から母に、「日本がもう一 回焼け野原になってもヤミ市で商売した りしながら、生き残れるような子になっ てね」と言われてきた(変な親だ)。松 本さんは必ず生き残れるタイプだと思 う。世界経済が崩壊したり、国家が財政 破綻するかもしれないという状況におい て、日本に必要なのはグローバル人材な のか。グローバル人材を育てても、日本 が破綻したら外国に逃げるだけじゃない のか。松本さんのようなサバイバル人材 が危機の日本で何かを起こしてくれるん じゃないかと思う。

ということ



「好き勝手に生きていく」

は、政府にも会社にも頼らずに生きてい くということである。それは簡単なこと じゃない。経済的に自立し、コミュニ ティで自治をつくり、自分のポリシーに 従って生きていくということだ。

僕は、松本さんの「好き勝手に生きる」 というポリシーは、ひとつの正義観のあ らわれだと思っている。これは常に政府 や社会に対してファイティングポーズを とっていくということだと思う。自分の ことは自分で決めることができれば、自 分が正しいと思ったことをやれるように なる。政府に頼ったり、会社に付いて 行ったりすれば、自分の価値判断ができ なくなる。闘い続けることは大変だけ ど、ファイティングポーズをとってはじ

この本は、

めて見えてくる世界もある。

もうひとつの世界の可能性を見せてくれ る本なのである。

Posted by ∵♪テポトン at 2013年11月26日 20:26
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