2015年05月07日

something new

音楽を「音」で聴く。その場合の音ってのは、音質でも音響でもなく、音そのものという意味だが、おれたち、と言っていいかどうかよくわかんないが、おれは何かしらその音そのものを音質やら音響やらを取り除いて聴く回路を内在してるみたいで、ちょっとその手の音楽に「再会」でしたかなと思ってる。

音そのものとは作り手、演り手の出したい音を理解・判断することだと思うが、だから90年代と言ってもいいかと思うが、録音技術が発達し過ぎてしまった時代以降は欧米の音楽の多くはミュージシャンのものからエンジニアのものへと移り変わっていったかのような印象を受けていた。もちろん優秀なエンジニアたち(ZAK、杉山、前川くんなど)はミュージシャンのの出したい音、それが生音であろうが電気音、電子音であろうがそこに寄り添ってくれると思うのだが、よく考えてみたらかつて聴いていたR&BにせよBLUESにせよ大した音質でもなかったし、だからこそ、その表面には現れないというか表現され尽くされてないというかそんな本質とかってに自分が考えていたものを「幻聴」するクセがついたと思う。

ゲイトリヴァーヴなんて今聞くと恥ずかしくなるな。たとえば。スティーヴ リリィ ホワイトも忘れたがってるんじゃないか。たとえばギターの音ならアンプまで、でいいんじゃなかろうか。シミュレーターいっぱいあるが、まあ使いようだけど、音の中に弾いてる本人の指が見えないとおれは嫌だな。そういう使い方ならいい、というかおれもしますけど。

演り手の熱が伝わればいい。そのためにはいい音に越したことはない。ただこれが常識化しすぎるとまた変なことになる、という気がする。もうなっているんだけれど。

音に「安モンの化粧」はナンボでもできる。誰だったか、嫌な時期に「曲はアレンジで聴かせる」なんて言ってたおそらくおれには敵、がおったが、バカも休み休み言えとか思ってたなあ。曲も「すっぽんぽんなっても聴くに耐える」でなくてどうすんのよ。流行りのアレンジの誘惑はあっていいけれど、それも程度問題。音楽は曲である、と思う。もひとつ言うなら、当事者のガッツ。その条件が整ったあと、エンジニアとの二人三脚が始まる。そういうの理想だと思うが。今、どうなのかな。

A Decade-IN FAKEが、というかおれが当時のメンツに「 辞めたけりゃ辞めろよ」かなんか言ってラテンに舵を切ったのは、1987年のことだった。「コンドル1」「コンドル2」がBOX RECORDからリリースされる。そしてDAVID BYRNE(TALKING HEADSですが)が「NAKED」をリリースするのが1988年。およそ半年、おれの方が早い。ここ、何度でも言うのね。この意味 「は?」な人多くて、それが現在のおれの不遇〜びんぼうの一因とも言えるのだが。ま、そこ、いいのだけど、当時のFAVORITEはNY SALSA。の中でも、WILLIE COLONだったな。HECTOR LAVOEとRUBEN BLADESもよく聴いてた。BOOGALOOも悪くなかった。CAETANOに出会ったのも当時。当然SAMBA 、BOSSA NOVA、ノルデスチにFORRO。同時にZOUK、SOCA、そこから仏領マルティニーク、グアドループでカデンツやらなんやら、COMPAにMERENGUE。あとCUMBIA de COLUMBIAね。ハバネラなんてビートを体内化したのも当時だった。オノレなりのマーティン デニー、アーサー ライマンを、なんて思ってたな。そんな中から「ハード コア」なんて曲も出来た。モントゥーノのカタチは「コンドル1」で取り入れてたけど、SONは当時は正直ピンと来なかったなあ。「ラッパ隊」に値打ちを感じてたのだろうな。FANIAのライヴとかに興奮したもんね。その後おれたちも12人編成になる。

ブエナヴィスタのときもあまりのRYの存在感の小ささがなんかなあだった気がする。当時は「BRASIL」行っとったんやな、気が。というかヒトリライヴが好きな時期だったかもしれない。まあなんか元気もなかったと思う。ミニマルへ向かってたかな、音楽も。ただ、一人で出来ない音楽ならすんな、なんて思ってたな。荒れてたのね。しかし、f' '(x)もそろそろプラスへと転じているはずだよ。

もひとつ幅広げることをやろうと今思ってる。愉しみはまだ残ってるみたい。素朴だがたいへん力強い音楽はまだある。

posted by 浪速のCAETANO at 23:48| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック