2007年06月12日

長〜い打ち上げ

 というわけで、玉川峡にキャンプがてら打ち上げということに相成ったわけだが、ほんとにゆっくりできた。ゆっくりできすぎて、帰りの運転に支障きたすぐらいのゆっくり・ゆったりだった。

 河原は・というかそのキャンプ場自体貸し切りで日曜は雨が降ったりやんだりで気をモンだが翌日はすかっと晴れ、毎度の事ながら5時過ぎまでだらだら過ごし、あまりのダラダラはヘロヘロへと推移し身も心もグニャグニャになった挙げ句にはクルマの運転さえもゆらゆらするわけだった。アブナいアブナい。

 まあ予想以上に長く続く「過渡期」に関係者にも気分を変えていただきたくもあり、集客は今イチだったR/C Vol.6なのだけども、着実に何かは変化しつつあり、それは何かが突出する直前の静寂・のような気がせんこともなく、ここいらで熱い夏を迎える直前に精神を浄化する必要があったわけ。

 いや・でも一日何もしないっていい。特に川と山に囲まれた場で岩の上や川岸で寝っころがって空と雲を眺めているうちに眠ってしまったり、川でぴちゃぴちゃしたり、安もんの釣り竿で釣りをしたり、「TAKE ME TO THE RIVER, PUSH ME IN THE WATER」おお・そーかい・じゃあそうしてあげよう・と川に突き落とされたり、自家製かまどの火に手こずり、クルマの振動によりよ〜くつかったマグロの漬けで〆張鶴を飲んだり、鉄板で豪快に焼いたステーキを喰ったり、カツオはカルパッチョでいっとこうか、ヤリイカはトマトソースやな、ワインを開け、ズブロッカを飲み、激論になり、まあいつものように怒号と涙と笑いとが交錯し、睡魔の揺れに危機もあり、「あっちむいててねー」とそこらへんでの放尿もあり、しかし「こっち見て〜ん」という放尿はなく、意外に鮎とか釣れたりして、クーラーの中がきっつい生ゴミの匂いがすると思えばイカがインでたり、朝のカレーはありとあらゆる残り物を投入し、それでもサンバルで最後なんとかなり、それを情けないスプーンで食べていると、難民の気持ちがわかり、しかしその難民階層の中でも階級が出来、「セレブ難民」という新しいクラースをそこに発見し、そういう場でのビールは円熟で充分と言うコンセンサスも取れ、行き帰りでは編集された前日の演奏を聞き、突っ込みどころ満載のキャッツ兄さんという新キャラクターも発明され、心の底ではみんな中津に残してきた引っ越し仕立ての2匹のネコたちのことが気になり、しかし梅雨入り直前の・ここしかないタイミングでの青空はどこまでも青く、川の水は冷たく、その川の水でカレーを朝作っていたのだが、あとで「あの水飲めるよね」とキャンプ場のにーさんに訊けば、「そうですねえ・うーん・ねえ・でもまだ上流に民家もあるしねえ・うーん・そーねえ」と口ごもるから、まあみんなには黙っといたのだが、火を興し始めて1時間経ってやっと飲めたものすごくコストのかかったコーヒーも旨かったし、ライヴ当日のやや深刻な事件も当人が受けた内部の傷に関して、なにかしらみんなの存在は貢献するだろうし、それが最もコストのかかることなのであるし、でもしかしやっぱり空は青く、夏の激暑でもないその気候は陽の下で昼寝していてもまだ全然快適なのであった。

 こういう時間をまだ持てるということはまだまだいろんな内外の情況が「すてたもんじゃない」ことを意味する・と思う。ヒトは有機体で個人であるがその有機体の集まりも一つの有機体と見る「智慧」も東洋的である。個人という「幻想」につけこむ悪意に満ち溢れた今のニッポンはヒトを大いに混乱させ、その結果被害者も出るのだが、「ゆるやかな連帯」の中でヒトがヒトとして生きる事ができたのが伝統なのである。ワカモノはまだパーだからそこんとこ何か束縛のニュアンスを嗅ぎ取るのかも知らんが、そんなヒトがヒトを束縛なんてコストのかかる大変なことはヒマな変質者以外にできないのである。

 しかし、いい一泊旅行だった。次はヤギのキンタマを喰いに沖縄へ行く・とか、全国をツアーで回るとか、もういっそのことワールド・ツアーへ行くのだ・等、シロートならではの意見が飛び交ったのだが、シロートをバカには出来んのよね。業界にうんざりしているおれなんかにはそんな方が音楽といい感じで向き合えていいんだもんね。「はよ・CD作ってよ」という意見がどのユニットからも出てきてることが、おれの裏方人生にも張りを与えるっちゅーものである。

 あらためて6.9関係各位ごくろーさんでした。
posted by 浪速のCAETANO at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | Rafflesian Complex | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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