2018年03月23日

曽根崎キッドの日々 51

 さゆりは頭を揉んでもらって、髪の毛を編んでもらって、そしていまオイルで背中の筋を伸ばしてもらっていた。指が太ももの裏側へと移動した。さゆりはそこ弱かったのだが、今は大丈夫だった。筋が伸びると背丈までも伸びる気がした。「最近そういえばあまり寝る前のストレッチやってなかったわ」と思い、裏側の筋をもっと伸ばして欲しいと思った。すると、指にチカラが入るのがわかった。海岸は夕暮れを迎えつつあった。さゆりは首を傾けて海を見た。海はどこまでも続いていてそのさらに向こうに太陽があった。真っ赤で大きくほんとに燃えてる・とさゆりは思った。沈む太陽がいとおしく思えてきた。「キッドの次に好き」と呟いた。夜になったらサテとロブスターでビールやカクテルを飲もうと思った。ロブスターはローストしてもらおうと思った。もちろん、曾根崎キッドと。風通しのいいあのお店に曾根崎キッドと腕を組んで行って、ビールで乾杯をして、少し早く酔っぱらってしまいたいと思う。そしてその後あのいつものタクシーを呼んで山の中の街へ行きたい。山の中にはサルたちがたくさんいる。サルたちに囲まれ、祝福されながらあの人とセックスをしたい。さゆりはその時気づいたのだが、マッサージをしてもらってるさゆりを上から見ていた。あ・と思ったら、下のさゆりに吸収されてしまった。なんなんだろうと思ったが身体がすごく軽いことに気がついた。何度かやってみると、思い通り行ったり来たりできるようになった。下のさゆりと一緒のときはマッサージの気持ちよさを感じるが上にのぼってるときはなあんにも感じなかった。(つづく)
posted by 浪速のCAETANO at 01:14| 大阪 ☔| Comment(0) | 曽根崎キッドの日々(作り物・続き物お話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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