2019年05月17日

奇妙な風景

一瞬目を疑ったことがあった。

桃山台まで御堂筋線に乗ってた。時間は通勤の帰り。午後7時ぐらい。西中島南方の梅田方面へ行くホーム。おれはいつも最後尾に乗るから、それは反対のホームなら最前列ということだ。

OLなのか学生なのかは定かではない。女子。間違いなく20代だったと思うが、いやようわからんなaround 30の可能性もあるかな、まあその辺りの妙齢の女性である。

なんか食ってた。あのさ、おにぎりとかを食うのはわかる。おにぎりはそうゆう場でも食えるものである。サンドイッチとかメロンパンとかもその中に含まれるだろう。

だが彼女が食ってたのはなんと『冷やし中華」だった。コンビニで買ったのだろう。そういう容器だった。それを「箸使って」食っていた。立って食っていた。

ちょっと衝撃だった。

ラッシュの時間帯であるからもう電車来る。食い終わってる感じではなかった。どうすんの?

ホームで箸使って冷やし中華、にも驚いたが、あれでひょっとしたら食いかけのまま彼女は電車乗ったのではないか?ここは想像の域は出ないけれどね。そして、さらに想像するに、結構パンパンの車内で食い続けたのではないか?

何におれは驚いたのだろう?

ガバっとプラスチック容器を下から左手で支え、あまりに堂々と、ではなかったな、「普通に」冷やし中華を食ってる様子に、かな。ものすごく「チカラ抜けてた」印象があったのよ。


おれも旅行行った時とかならそんなこともする。鳥栖や博多のうどんは旨い。容器ごと車内に持ち込める。だが、あれ、旅行中じゃないでしょ。大阪を南北に結ぶ、最混み路線の最混み時間帯にそれかよ。

何かが崩れてきてることの象徴みたいに受け取ったおれは元文化人類学の徒だったことと関係があるのだろうか?

なんのイキッたとこもなく、何の外部からの視線への関心もなく、いたって「普通」に食ってたことに「んー」となってしまった。

法律を犯してるわけでもなく、だが社会の慣習として「すべきじゃないこと」への躊躇いがもうどんどん溶けていってるのではないか。もっと言うなら法律がおれたちにチョクに纏わり付いてしまってるんではないか?かつてなら法律とおれたちの間には明文化されていたとは言い難い社会の慣習というものがアンダーウェアのようにあった。

今それがもうなくなって、チョクに法律しかないとなると、実はやっちゃあかんことは随分減るのがお分かりだろうか?

これが今のみなさんの心象風景を形作っているんじゃないだろうか。

おれはあの女子の向こう側にバカタレント、バカ政治家の姿が見えた、そんな気がしたのね。

まあおれが見た奇妙な風景について。
posted by 浪速のCAETANO at 12:02| 大阪 ☀| Comment(0) | その嘘・ホント? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。