2005年10月16日

早すぎるしあほすぎるぞ心助

 豊津の寿司屋はやなぁ、ごっついグレード高かったんやぞ。お前が最初店継いだときは「なんやうっとーしーのう」と思ってた。あの牛のカツ丼が喰えなくなるのが許せなかった。
 しばらく無視しとったが、(おれには栄寿司があったからね)、関大前に住んでる時塾終わりで帰ろうと思ったが酒飲みたくて新生玉の家にはいったことからお前のサカナに対する愛着を知った。そのレベルってとんでもないことだった。
 ただサカナにたいするお前は知性さえ感じたが、人間はアホのままだったからまあおれとしても救われたわけよ。お前の思惑とは違うだろうけど、そのバランスはやなー、おれにはええ感じやったわけよ。

 「アホは死なない限り直らん」とはよくお前に言うとったことなんだけど、それをさんざん言わしといて、エネルギー使わしといて、そんなあっけなく死ぬとは何事やねん。あかんよ、それは。ヨメと子供どーすんの。のれんもどーすんの。

 お前が死んじゃうその日の昼におれは中学校の運動会ちょっとカオ出しとこうと思って行ったらもう終わっとってやな、あららーで糸田川の堤防ふらふらチャリンコで帰っとったらヨメさんが泉町の方からやって来てておれの方が前走っとったんやが、敢えて止まって、「先週の土曜日の店でのお前の話、面白かったけど、あの卵の話までいったらあかんやろ、あんな話他の客にしたらあかんで、って言っといてやー、あほやねんからほんまにー」と言付けたわけやぞ。その話をお前が聞いたかどうか、わからんが、すんませんの一言ぐらい言えよ。

 最後に喰った、あの鯖開いて中にたらこ入れた特製の押し寿司も銀ふぐの唐揚げも、あのときはなかった、ホタテの漁師焼きも、あんなん普通の寿司屋では喰えんぞ。絶品やったで。

 これからおれはどこで気ままに寿司くったらええんや、ほんとに困ってるよ、心助。

豊津人なら誰でも知ってる,駅前の玉の家という寿司屋の大将(といっても享年31)が急死して、その何日か前に行ってあほな話を延々してただけに、まるで赤ずきんちゃんがオオカミに喰われたときのような気分。冥福を祈ります。

 
posted by 浪速のCAETANO at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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