2008年05月17日

アジアの試練

 たとえば愛媛の高校の訓練船がハワイで米軍潜水艦に衝突されて沈没した時、当時の首相の森はゴルフをし続けた。阪神淡路大震災の反応は、当時の首相のまゆげボー・のおじいさんは、おじいさんゆえか、残念ながら鈍かった。

 温家宝首相は地震発生の一時間半後には動き出している。そのことに対して「パフォーマンス」とか言わない方がいいのでは、日本のメディアと右方面の方々。温家宝が例えばゴルフをその時し続けていたらどうなのだろう。そんなことは普通有り得ない話で、それをやっていた日本のバカがどうしようもないバカだっただけで、首相が被災地に飛び陣頭指揮をすることは「メディア的な効果」だけじゃなく、「実効」も計り知れないほどあるとおもうのよ。

 なんか少し悲しくなるような話だ・日本て国は。それが12年前には同様の惨事に遭った国のメディアのすることかい・と思う。現場で不眠不休で陣頭指揮をとる温家宝首相は、そしてそれを指示したはずの胡主席も「立派」だと思うのだ。

 なんだか、そんな心ないことを言う人々の心情の中には、「被害者にはごめんちゃいだが中国ざまあみろ」という本音があるやろ。正直に言うてみなさい。あるくせに。人でなし・である。

 何遍も言うが、人の痛みがわからない・というのか、ヴァーチャルに慣れ過ぎて精神が畸形化しているというのか、そんな方々、ここぞとばかり中国を非難するが、大惨事の際にはそれが一番不毛なことなのだから、ヤメましょう。そんなヒマがあるんなら中国へ飛んで、崩壊した山路を一晩かかって歩き,現場まで言って素手で瓦礫をかきわけ、人一人でも外へ出しなさい・と言いたい。

 あの現場に行った「人命救助の精鋭たち」は困難の中きっといい貢献をするのだろう。同じ日本人として誇りに思える。それと無駄遣いしている国交省の役人のこの落差ってなんなんだろう・と思うが、まあそれと同様に中国人の中にもあったり前田だがさまざまな種類・ランクの人がいる。だから中国は・とか日本は・とかいう物言いが元々成り立たないわけだ。困った時の友人が真の友人。

 例えば考えてみよう。阪神淡路大震災の三ヶ月後に東京でオリンピックがある・としたら。時の首相なら「放って逃げ出したく」なるはずだ。あちこちでいろんなパニックが起こるだろう。

 同じ極東の・アジアの国として、さらに言うなら、40年前に「国威発揚」と「近代化」のためのオリンピックを開催し、大地震の経験もある隣国として、乞われればいつだって「何か」言える・やってあげる、そんな姿勢こそが今必要なのであって、それを中国が「乞う」かどうかは中国の問題。それを「乞わない」からと言って、あの国は「独裁だから」なんて非難するのはちょっと違う。いずれは中国も民主化への道を歩まざるを得ないのだが、あの広い国土とあの膨大な人民とあんないろんな民族と急激な資本主義化による弊害があった場合に、これは日本人の歴史的能力を超えているわけで、そこも言うなら、アメリカ・日本に続いて、未来への「実験」の過程と思うべきなのだ。

 震源地近くの風景はかつての日本の・というかアジアの原風景と言えるかと思う。どう考えてもヨーロッパの「村」とは違うでしょう。それが酷いことになってる。今中国を非難することによって得をする誰かが日本国内に必ずいるのだけど、でも例えば、リポートに行っている特派員なんかにその意に沿ったような報道はなされない。現場・の悲惨さがそこでわかるのだが、それを「中国・独裁独裁」と叫び続けるK谷医院の息子なんて大馬鹿者だ・と思う。今・それを言うなよ・ということだ。ていうか、その髪型やめろ。

 これもほんとうに簡単なことなのだが、阪神淡路のときに「だから日本の政治はだめなんだよな」なんて言われても・ダメだけど・「言うてる場合か」だろ・ってことだ。「心情的に」という言葉があるが、体制批判は棚上げにするべき時もある。今は「心情的に」被災者の、もう現実的には命がなるべく多く救われること・そして二次災害・三次災害を最小限に食い止めることに何かできれば、ということを考える以外にない。まあおれたちにできることは「募金」ぐらいなのだが、よその国なのだから今はしょうがない。あとは祈るぐらいしかできないのだ。

 ミャンマー(ビルマ)と四川省が意外に隣接していることに気づいて、そして死者の膨大な数を考えて戦慄・なことがある。これから夏になることを考えると、伝染病が発生するだろう。ミャンマーではコレラが発症した人がいると報じられた。人が耐性をもたない強力な「鳥インフルエンザ」の鳥も四川の近くにいっぱいいると聞く。中国の国内問題にすまない可能性がある。そうなると北京オリンピックが開催不能になる可能性も考えられるだろう。

 「アジア」が試されている・としか思えないのだ。
 
posted by 浪速のCAETANO at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界・地球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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