Neil Young【a letter home】を聴いている。
Remarkableなのはその「音質」である。
旧い公衆電話ボックスの中で録ったのだろうか(ジャケットによれば)。嘘でもなんでもいいのだが、画期的に音が「悪い」。がそこがいい。
思い出す風景があって、録音というものが出来るようになった「最初期」のことである。その現場に居合わせなかった相対的ワカモノでも、その後のいろんな年長者の伝説やら、思い出などでご存知か、と思うが、昔ラジカセというものがありました。昔々、にしたほうがよかったか?
おれが持ってたのはAIWAのラジカセ。エアチェック、などという言葉も今思い出した。fmで1時間かけて誰かのニューアルバムを全部かけるとかいう番組もあった。
その場合、音質は「そこそこ」良かったけど、問題はそのラジカセでチョクに録ることね。当時はイコライジングなども当然ながらないそのままのアナログ録音。
一人で、二人で、時には三人で、「せーの」で録音するのだが、そしてそれをそのまま聴く。ボロいテープだとちょい伸びたりしてて、途中で音が「うねる」。そんな思い出、が現実になった、いまどき21centuryに。
そんなアルバムがNeil Young【a letter home】だった。デモテープ以下である。内容は全曲カヴァー。Neil Young少年の青春の1日、そんな感じね。時代は1950s〜60sかなあ。
でも師匠、かなり思い切ったことやりましたね!
「Hi,Mom」やっぱりNeil Young少年の「Slice of Life」なんだね。