2023年07月16日

原油組曲

違法youtubeでangels vs astrosを見ながら(今日は勝ったれよ・と思いつつ)お袋をモニターしながらPantaを聴いていた。

もうangelsは「弱い」。ユニコーンがちょっと可哀想すぎでね。Pantaの曲の切実と妙に被ってさ。

まあそれでもユニコーン・流石に9回裏に33号。それでもまだ12-10だったのだが、そこから今日は粘った・天使軍団。

結果は10回相手エラーでサヨナラ勝ちだった。


day off #2だが、昨夜は久しぶりに吹田の文豪と朝まで話し込む。hawaii recordの彼も乱入してきてまあ楽しかった。aomi店長は1:30に蛸釣りに行ってしまったから、at my own pace。

Pantaの歌詞というか曲なのだが改めて気になってる。昨日も音楽よく知ってる奴らだったから思うところを述べていた。ベースというか前提が共有されてないと深いところまでリーチする話はなかなか難しい。

「ろくでなし野郎 赤い羽根」の歌詞を昨日上げたが、いや、やっぱりおれは好きだな。音はnew wave カスっちゃいるが紛れもないold wave。でもビートの加速が見られ、そこで歌われる「東京タワーに裏切られ 桜田門に蹴っ飛ばされ 雷門にからまれて・・・・・有楽町からモラリスト・・・ピノキオ目当てのテロリスト」おれの就活(だはは)のBGMであるが、当時の街の景色や心情がまざまざと蘇ってくる。プルーストの、嗅覚から記憶が・・・・、とごく近い。何年前や?

42年前でした。びっくりした〜。なんか「進歩・成長」したか?おれ。わからない。

わからないが、精神のコアはな〜んにも変わっちゃいない。幸か不幸か。


ん?今地震があったね。震源は奈良っていうか和歌山との県境。14:22 7/16.


何の話やった?

PantaやPanta.

「マラッカ」という素晴らしいアルバムがあるが、テーマは「中東〜東南アジア」である。そういうとこ彼のすごいとこで、おれの中での「原油組曲」と名付けてる「マラッカ」と「ネフードの風」。後者は「アラビアのロレンス」を感じさせる名曲だと思う。

昨日話してたことのキモはこの45年、というか勝負は最初の10年ほどでついてしまったのだが、極論を言えば、Panta的な歌詞は山下達郎的なものに「置き換えられ・駆逐されて」しまったのだなあ・ということ。

「状況」はポップソングの歌詞には相応しくない・でいいと思うのだが、その頃のPantaは頭脳警察時代とは異なり(そっちはサウンドのこともあって・おれはさほど惹かれなかった)状況をポップに「練り込む」手法を模索し・成功しつつあったと思えるのだけど、そんな難易度高いことに取り組み成果を出しつつあったものが単に「お⭕️んこ疼く・き⭕️たま超過稼働」を根拠とするboy meets girl、恋人との心の葛藤、そんなもの(というのは言い過ぎかも知らんが)に凌駕され、そんなものが主流となっていった。なんか「若者版演歌」みたいな・ね。演歌に失礼かw。


『マラッカ』

叩きつけるようなスコールを ものともせずに海を引き裂く

ずぶ濡れの巨体揺さぶって

20万トンタンカー 腹にたらふく詰め込んだ

アラビアン・ミディ


群れから外れたウミネコが マストの上で羽根を休める

喫水線もギリギリの岩礁地帯

20万トンタンカー 誰にもこいつは止められやしない

ASEAN LADY


マングローブの島陰も

煌めく光に溶け込んで

デッキを叩く熱帯の風と 海なりの音に包まれて

今 赤道直下

マラッカ

マラッカ


塗装の剥がれた舳先から 傾く夕日を追いかけてると

隠れてた苛立ちが蘇る

20万トンタンカー おれを待ってる

クソッタレの街

Civilian City


時には自分の命さえ忘れてしまう大海原で

波間のおまえと語り合う

20万トンタンカー おれをどこまで

連れて行く気なんだ

Asean Lady


沈む夕陽が映し出す

真っ赤に海に照らされて

水平線に消えさる航跡

空を見上げると南十字星

今 赤道直下

マラッカ

マラッカ






『ネフードの風』


つきっぱなしのストロボのように

瞬きを忘れた空

砂の焦げる匂いの中で 一筋のパイプラインが

海へ海へと果てなく続く

立ち入り禁止の砂丘の上で 微かに揺らぐ

コンビナートを見た


ネフードの風 ネフードの風

おれの身体もうすでに

きみのものだ


砂漠の海を駆け抜けられたら

約束通りにしろよ

アカバで待つきみの身体が

一筋の光となって 海へ海へと

はてなく誘う

立ち入り禁止の砂丘の上で ただ影だけを

砂に焼きつけて


ネフードの風 ネフードの風

おれの身体はもうすでに

きみのものだ


破裂しそうな愛を抱えて 心臓の高鳴る音

100万バーレルパイプライン

一筋の導火線が 明日へ明日へと

際どく続く


地図にも消されたルートの上で まどろみの中

ラクダの群れを見た

ネフードの風 ネフードの風

おれの身体はもうすでに

きみのものだ





とある方面から怒られたら消しましょう。








posted by 浪速のCAETANO at 15:21| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌詞(PANTA) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月15日

『マーラーズ・パーラー』

「僕が天気のいい日、道端のパーラーに一人で腰を下ろしてジュースを飲んでいたら、それまで眺めていた全世界がキチガイ病院だったということが分かった」

橋本治 on マーラーズ・パーラー by PANTA。

『マーラーズ・パーラー』

ろくでなし野郎 赤い羽根 ミシンを担いだギタリスト

傘を被ったベーシスト おいらは銀河のニヒリスト

海をめくったロックンローラー 時間を書いた小説家

耳からロケット楽天家 あんたはニヤけた交差点


歯磨き粉なしのカメラマン カラスに口紅シャンゼリゼ

汽車で空飛ぶオランダ人 あいつはふやけた日本人

腹痛(はらいた)起こしたエッフェル塔 それ見て笑った凱旋門

地球の飴玉お子様ランチ 彼女は逆立ち1000メガHz


マーラーズ・パーラー だからロック

マーラーズ・パーラー だからジュース

ワイン・カフェイン・b(ワインの香り)

アインシュタインに(ワインの調べ)

マルコムX(コインの贈り物)




電子レンジの捨て台詞 跡形もなくぶっ飛んだ

手は指先から震えだし 目玉は夜の煙突だった

プロパンガスに誘われて 街に出てみてロックンロール

呼吸困難脈はバラつき 鼻からマグマが噴き出した


電気毛布に犯されて きみを夢見たカンツォーネ

骨はガタガタ踊りだし 朝から太陽気に入らねえ

カラーテレビの後遺症 慌てて時間を遡り

壁に片足突っ込んで ケツからソケット突き出した


マーラーズ・パーラー だからロック

マーラーズ・パーラー だからジュース

ワイン・カフェイン・b(ワインの香り)

アインシュタインに(ワインの調べ)

マルコムX(コインの贈り物)


電気ごたつに追い出され 夜の夜中にフラメンコ

アインシュタインの言い訳さ ミサイル飛ばしたからなんて

メランコリックな弱音器 身染めたブル新 阿波踊り

中朝ゲラゲラ腹を抱えて 今日もスホーイ モンゴル越えて


夜に毒された路地裏に 腐りかけた愛を見た時

雨に満たされた軒先で 星が弾け飛んだと信じた

階段の下で震えてた ネズミが明日を見つめるように

時の流れに身を任せ 今日もブラブラ電気の街を


マーラーズ・パーラー だからロック

マーラーズ・パーラー だからジュース

ワイン・カフェイン・b(ワインの香り)

アインシュタインに(ワインの調べ)

マルコムX(コインの贈り物)


心底惚れてるわけでもないし きみに見られるのも楽じゃない

Ebm(エスモール)はごめんだよ 鏡の裏に月が出た

二拍三連の脈拍が どれだけ愛を訴えようと

きみは浮気な李太白 つららの夢にしがみついたまま


東京タワーに裏切られ 桜田門に蹴飛ばされ

雷門にからまれて そそくさ逃げ出したAICK

有楽町からモラリスト ポケット瓶から夢を出し

にわか気取りのフェミニスト ピノキオ目当てのテロリスト

マーラーズ・パーラー だからロック

マーラーズ・パーラー だからジュース

ワイン・カフェイン・b(ワインの香り)

アインシュタインに(ワインの調べ)

マルコムX(コインの贈り物)


中島治雄




posted by 浪速のCAETANO at 13:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌詞(PANTA) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする